どうしてこんな無茶なことを言ってしまうのか。
そんなことをして誰かに見られたらおしまいなのに。
「あたしのことを愛していると、証明してください」
なんてイヤな女なんだ。
自分は体で矢萩をつなぎとめようとしているのか。
こんなことをしたら、かえって嫌われてしまうのに。
情けない。でも、それしかないのなら、それでもすがりつきたい。
「わかった、証明するよ」
矢萩はそう言って操の手を取ると、軽くキスをした。立ち上がって、操のことも立たせると、もう一度唇を重ねた。今度のキスは激しく、熱い。矢萩は操の舌を吸い出し、しゃぶり、甘噛みした。
操は背伸びをして、矢萩の首に両腕をまわして抱きついた。二人の唾液が混じり合い、操はそれをすすり、飲み込んだ。自ら舌を絡ませ、矢萩の舌のねっとりとした感触をむさぼった。
胸を押し付けてぐりぐりと動かすと、矢萩のアレが硬くなっていくのが分かる。それをもっとよく確かめたくて、操は股間をこすりつけた。腰を上下左右に動かして、それだけでは満足できずに、矢萩の脚に自分の太ももをこすりつけた。
操が自分の机に体重をあずけると、矢萩がそのまま押し出して、操の机を隣の机とくっつけて、小さなベッドを作った。操は天板の縁にお尻を載せ、うしろに倒れ込んだ。
二人はようやく唇を離した。操は机の固い天板の上に体を横たえ、白いハイソックスを履いた脚を垂らした。たくましい腕で両肩を押さえられたまま、懇願するような目で矢萩を見つめている。
矢萩は操のネクタイをゆるめ、しゅるりと取り去った。ブラウスのボタンを手際よくはずすと、キャミソールの中に手を入れてブラジャーのホックをはずした。次にスカートのホックをはずしてファスナーを下げる。スカートがするりと床に落ち、同時に矢萩が操の体を少し持ち上げて、ブレザーごとブラウスを脱がした。キャミソールとブラジャーも奪い去ると、最後に、パステルイエローのレースのパンツを操の脚から抜き取った。
矢萩の動作はなめらかで、操には一瞬のことのように思われた。まるで魔法のように操は全裸にされていた。操が身につけているのは、白のハイソックスだけだ。
「先生って、女を脱がせるのがうますぎる。きっと女性経験が豊富だからなんだろうね」
操が非難した。
「やきもち焼きだな、操は」
「別に」
矢萩は操の胸をつかんで揉みながら、乳首を舐めた。
操の乳房は矢萩の手からこぼれるほどのサイズだった。しかし、まだ熟れておらず、硬さを残した膨らみは垂れることなく上を向いている。
「あうっ」
勃起した乳首を指と舌で弄ばれ、操は声をあげた。
「先生のせいだよ。先生があたしの体をこんなにいやらしく変えたんだから」
「ああ、そうだな」
「先生が初めてだったんだからね。あたしが感じたから、処女だとは思わなかったかもしれないけど」
「そんなことないさ。操がバージンなのはすぐわかった」
「うそ」
「うそじゃない。経験のない子は匂いでわかるんだ」
「あん、ん……」
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