新婚不倫 (13)

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レオくんはあたしを湯船の中に立たせ、壁に両手をつかせた。背後から体を密着させ、いきりたったモノをあたしの股間の隙間に差し込む。あたしが下腹部に目をやると、まるで自分の股間にアレが生えているように見えた。

レオくんがあたしのバストに手を回しながら、

「誰も触れていない奥さんのもうひとつのバージン。ぼくが奥さんの初めてのひとになれるんだ」

なんて耳元でささやいた。

ああん、なんか恥ずかしいよ。

そして、腰を引くと、アレの先端をあたしのお尻の穴にあてがった。

アナルセックス! 別世界のセックスだと思っていた。話には聞いたことがあったけれど、まさか自分で体験する日が来ようとは思ってもみなかった。

息苦しくなるほどの期待がふくらんでくる。

レオくんを信じて、すべてを任せよう。

あたしはかつて女子高生だったころの初体験のときにそうしたように、力を抜いて目を閉じた。

レオくんの愛撫のおかげで、あたしのお尻の穴は十分にほぐれて柔らかくなっていた。レオくんが腰をゆっくりと突き出す。お尻の穴が押し広げられていくのを感じた。先端がするっと中に入った。

そのとたん、お尻の穴がきゅっとすぼまった。お尻の穴は自分で思いどおりに動かせる場所じゃないらしい。半分くらいは刺激によって勝手に動いてしまうのだ。あたしはレオくんを受け入れるために、必死になってリラックスしようとした。

レオくんが慎重に奥へと進んでいく。

痛くはない。

でも恥ずかしさで緊張する。

結合部が熱い。

ドキドキする。

あたしはお尻にレオくんの体が当たるのを感じた。陰毛のないレオくんの下腹部があたしに密着している。ぜんぶ入ったんだ。

「奥さんのお尻、ぼくのものになりましたよ」

レオくんがまた耳元でささやいた。

あたしはそっと目を開けた。初めてセックスしたときは痛いだけだったけど、アナルセックスでは最初から快感を覚えている。もしかするとあたしってとんでもないヘンタイなのかもしれない。

レオくんが前から手を回して、あたしのアソコを撫でた。

「奥さんのココ、初めて奪ったのはご主人ですか?」

「なによそれ。則夫さんに対抗心を燃やしてるの?」

「知りたいんです。奥さんのことも、ご主人のことも。それに奥さんとご主人の関係も」

あたしはためらった。レオくんはずいぶん女遊びをしてきたんだろうな。あたしも結婚前には複数の男性と経験があった。それに比べて則夫さんは童貞で、あたしがはじめての女だ。アナルバージンをレオくんに奪われたいま、レオくんのほうが男として優位に立っているように思えてくる。そんなふうに思ってるのをレオくんが知ったら……。

「教えてください。奥さんの初体験」

レオくんがお尻の穴を突き上げた。

「うっ、くっ」

声が漏れちゃう。奥のほうは軽い異物感を感じるだけだけど、穴の部分が熱を帯びて、レオくんのモノを脈打つようにきゅうきゅうと締め付けていた。そのたびにドクンドクンと快感が溢れてくる。

「初体験は何歳のときですか?」

「じゅ、十七歳……」

たまらず白状してしまった。

でも、本当は話したい。夫には秘密にしている過去の性体験をレオくんに打ち明けたい。そして自分がどうなってしまうのか見てみたい。

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