快斗くんはむしゃぶりつくようなキスをつづけながら、強引にあたしの股の間に体を割りこませてきた。勃起したアレがあたしの股間に押し付けられる。
だけど、初めてでそのやり方はうまくいかないよ。
位置を合わせづらいことに気付いたのか、快斗くんは体をすこし起こすと、片手をアレに添えた。そして、あたしのアソコに挿れようとしたとたん――。
「あっ……、あれ……」
ああ、やっぱりね。
精液があたしのアソコを濡らした。
快斗くんが両手でアレを押さえた。壊れた水道の蛇口を押さえようとするみたいにあせってる。射精が終わると、快斗くんは放心したまま自分のアレを見つめた。
「大丈夫だよ。心配しないで。すぐまた大きくなるから」
あたしも体を起こして微笑んだ。右手を快斗くんのほっぺたに添えてキスをする。
「初めてならよくあることだよ」
「ごめん。いきなり挿入しちゃいけないんだったよな。ちゃんと前戯をしないと。こんなこともあろうかと思って一応やり方の予習はしていたし、イメージトレーニングもしていたんだけど、いざとなったら頭のなかが真っ白になってしまったんだ。それに俺、避妊のこととかすっかり忘れていた。どうしよう、コンドーム持ってないや。肝心なものを忘れるなんて」
「童貞くんは前戯なんて考えなくていいのよ。女の子をイカせようなんて考えなくていいの。そういうことはもっと経験を積んでから。それから、アダルトビデオで勉強したことはぜんぶ忘れなさい。あんなのみんな嘘っぱち」
「そうなのか……。でも、じゃあ、どうすればいいんだ」
「挿入するだけでいいの。快斗くんのおちんちんを、あたしのココに。それ以外の余計なことは気にしなくていい。でも、ひとつだけセックスのいちばん大切なテクニックを教えてあげる。それはね、女の子をよく見ること。表情や息遣い、声、体の動き、汗や体温の変化。あたしのことを見ててくれるだけでいいの。簡単でしょ」
もう一度、キスしてあげる。
「うん。あとは避妊だけど……」
「もちろんあたしはコンドームを持ってるけど。でも、きょうはゴムなしでしようよ。ナマでしたことない男って、まだ童貞だと思う。中出ししてはじめて一人前の男だよ。心配いらない、病気は持ってないよ。それに、あたし、きょうは大丈夫な日だから」
キス。さらにキス。
「快斗くんのことが大好きだから。好きな人とはナマでしたい」
「俺も沙希さんのことが好きだ。世界でいちばん大好きだよ」
快斗くんのアレがあたしの太ももを突っついた。もうすっかり回復してる。
そっとサオに触れてみる。
「カチカチだね。大きい。なんだかすごく頼もしいおちんちんだよ。それにちゃんと隅々まできれいに洗ってある。ありがとね」
快斗くんはどう返していいかわからない様子で照れた。
裸で触れ合いながら何度もキスしてるから、あたしも濡れてきてる。
あたしは体を仰向けに横たえた。
大きく脚を開いて、右手の人差し指と中指を使ってアソコをすこし開かせる。
「ココだよ」
快斗くんが手でアレを支え、あたしのアソコにあてがった。
緊張した目で見つめられた。
にっこり微笑んであげる。
「ゆっくりね」
快斗くんが腰を前に動かした。
アソコが押し広げられる。
快斗くんのアレがあたしの中に入ってくる。
がんばって。
快斗くんがおおいかぶさってくる。
どんどん奥に入ってくる。
いちばん奥までもうすこしだよ。
抱きしめられてキスされた。
「気持ちいいよ。沙希さんのココ」
「うん、あたしも気持ちいい。動いていいよ」
ピストン運動。
荒い息。
熱い体。
五回ほど動いたところで快斗くんは射精した。
深く息を吐き出した快斗くんの首に抱きついて熱いキスをしてあげた。
「ちゃんとできたね。おめでとう、快斗くん。愛してる」
「ありがとう、沙希さん。すごく気持ちよかった」
[援交ダイアリー]
Copyright © 2015 Nanamiyuu