村岡さんは着ているものを手早く脱いで、床に放り投げた。窓から差し込むかすかな街あかりに、村岡さんの裸体が青白く浮かび上がる。肩幅が広くて筋肉質だ。なんだかすごく頼もしい感じ。
村岡さんがあたしの鎖骨に舌をはわせた。
「あん……、お父さん……、そこ、気持ちいい……」
「きれいな肌だな。沙希、すごくきれいだ」
羽のようなタッチであたしの脇腹をなでる。体をよじった。あたしは脇腹も弱い。
村岡さんがブラウスを脱がし始めた。脱がせながら背中にもキスしてきた。
全身の性感帯をくまなく調べられてるみたい。
ブラウスを脱がされると、ベッドの上に横になった。ひんやりとしたシーツの柔らかい感触を背中に感じた。
村岡さんがおおいかぶさってきた。
村岡さんの勃起したアレがあたしの脚にあたった。さっきからすごく硬く大きくなってる。でも、焦ることなく、優しく愛撫を続けてる。
あたしを気持ちよくさせようと頑張ってくれてる。決して自分だけ楽しもうとはしない。こんなふうに大切に扱ってもらえると、すごくしあわせを感じる。
だから大人の男性って好きだ。
スカートを脱がされた。あたしは恥ずかしくて両脚をぴったり閉じた。
太ももの内側は特に弱い。村岡さんは脚をこじ開けようとはせず、舌であたしをとろけさせようとする。舐められるたび、力が抜けていく。
村岡さんがオーバーニーソックスをゆっくりとていねいにずりおろす。太ももからひざ、ひざこぞう、ふくらはぎ。脱がしながら、脱がした場所にキスをする。
「あ、あんん……、はうぅ……」
もう脚には力が入らない。
村岡さんはブラジャーごしに乳房を愛撫しながら、首筋や肩にキスをした。
背中にそっと手を入れられ、一瞬でホックをはずされた。締め付けが消え、カップが
浮き上がる。
カップの中に手を入れられた。乳首にはまだ触れない。そっと乳房をなでる。
肩紐をずらして、腕から抜いていく。
両手でやさしく回すように乳房を揉まれた。胸の谷間を舐められた。
乳首がきゅんきゅんする。乳房の奥に快感が湧き出してくる。
お願い、もうこれ以上、じらさないで。
そう思った瞬間、乳首にキスされた。
「あんっ、あ……、ああっ、んん……」
またたく間に硬く勃起した乳首を、舌で愛撫された。
反対側の乳房がてのひらで優しく包み込まれ、人差し指と中指で乳首を挟まれた。くりくりと指で刺激されるたび、声が漏れてしまう。
村岡さんの空いている方の手が、あたしの体を下の方へと愛撫していく。触れるか触れないかの繊細なタッチで、あたしの性感帯を刺激してくる。
下に降りていった手がパンツの上からアソコにそっと触れた。アソコの形を確かめるように、やさしくなでまわす。
「ああん、ああっ、あふぅ……、いやん……」
「かわいいよ、沙希」
パンツをゆっくりとずり下げられた。
もうアソコは愛液でべっとり濡れている。あたしはけっこう濡れやすい。パンツもぐっしょりだ。でも大丈夫。パンツの替えはもちろん持ってきている。
パンツが足元まで下げられ、そして剥ぎ取られた。とうとう全裸に剥かれてしまった。
村岡さんがてのひらでアソコを覆うようになでた。あたしは陰毛が生えてない。アソコは幼い子供のようにつるつるだ。愛液でぬるぬるするアソコが、村岡さんの手にぴったりと吸い付くように感じた。
両方の乳首を舌や指でころがされるのと同時に、アソコを愛撫される。愛液がどんどんあふれてくるのがわかる。
村岡さんの指がクリトリスに触れた。
ていねいな愛撫ですっかり高められていたあたしの体が敏感に反応した。
見えないけど、片手の指だけを使って器用にクリトリスを剥かれている。やさしくソフトなタッチで刺激された。クリトリスを乱暴に愛撫する人がおおいから、初めての人は怖いけど、村岡さんのテクニックは完璧だ。
「ひゃううっ! むうぅぅっ!」
快感が一気に跳ね上がった。
セックスのとき声をあげちゃうのは恥ずかしくてたまらない。
あたしはシーツをつかんで、体を硬直させた。目と口をぎゅっと閉じて、わきあがってくる快感に耐えた。
「んんっ……、むぐぅううぅ……!」
アソコに指を入れられた。
親指でクリトリスへの愛撫を続けながら、別の指で中を探ってる。
Gスポットを探してるんだ。
[援交ダイアリー]
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