新婚不倫 (03)

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レオくんがシュークリームをひとつ手に取った。それを見てあたしは少しほっとした。少なくともおやつを食べているあいだ、後戻りできなくなる瞬間が先延ばしされたように感じたんだ。

「おいしいシュークリームの食べ方って知ってますか?」

「うふ、どんな食べ方?」

レオくんはシュークリームをあたしに渡すと、もうひとつ取って、それもあたしに持たせた。

「落とさないように持っていてください」

レオくんの意図がわからなかったけれど、あたしは言われるままに、両手にひとつずつシュークリームを持って、胸の高さに掲げた。

レオくんは三つめのシュークリームを取り出して、いたずらっぽく微笑んだ。

そしてあたしにすり寄ると、シュークリームをあたしの胸の谷間にはさんだ。

「きゃっ」

「まだまだ、もう一個ありますよ」

レオくんは四つめのシュークリームであたしのお腹を撫でた。

「ひゃうん!」

思わず声を上げてしまう。

あたしの着ているベビードールは胸から下の部分が開いていて、お腹から下腹部にかけて肌が露出している。そこをレオくんはゆっくりと下のほうへシュークリームを動かしていった。

「いやーん、くすぐったぁい」

あたしは身をよじったけど、両手にシュークリームを持たされているので抵抗できない。それにあまり激しい動きをすると、乳房にはさまれたシュークリームが潰れちゃいそうなんだもん。

「落としちゃダメですよ、奥さん」

くすぐったいのと恥ずかしいのとで、きっとあたしは顔を真っ赤にしてる。仰向けに体を横たえて両ひじで上半身をささえた。でも、シュークリームは手に持ったまま。

「奥さんの肌って、すごくきれいですね。ほら、こんなにすべすべしてますよ。おへそもかわいらしいですね」

「やだ、恥ずかしいよ」

レオくんの手がおへそより下に達すると、本能的にあたしは両脚をぴたっと閉じた。

あたしのアソコはもうじっとりと濡れていた。Gストリングは小さな三角の布で大事なところをかろうじて隠してたけど、それ以外の部分は細い紐にすぎないもの。ちょっとでも脚を開いたらあたしのアソコは丸見えのはずだよ。

そう思っただけで、蜜が溢れてくる。

レオくんはGストリングのフロント部分にシュークリームをはさみこんだ。

「ああん、こんな格好、恥ずかしいよー」

「じっとしててください」

レオくんは指をGストリングにかけ、そのまますーっと引き下げた。

「あっ、あっ、あっ、だめー、レオくん、だめだってばぁ」

あたしの脚から小さな布切れが引き抜かれた。だけど、シュークリームがスリットを隠すように載せられていて、身動きが取れない。動くとシュークリームが落ちて、大切なところがあらわになってしまう。

ぴったりと閉じた股のあいだから、とろとろと愛液が滴り、シーツを濡らすのがわかった。

たった四個のシュークリームで抵抗を封じられたあたしは、レオくんのなすがままだ。

「奥さんの匂いがする。えっちな気分になってるんでしょ?」

レオくんがあたしからはぎ取った布を口元に当てながら言った。

「もー、レオくんのいじわる。こんなことしたらいけないんだからね。あたしは人妻なのよ」

「大丈夫ですよ、奥さん。ぼくが奥さんをむりやり犯すんです。奥さんは必死に抵抗しようとしたのに、男の力には勝てなかったんです。だから、奥さんはちっとも悪くないんですよ」

あ、そういう考え方もあるのか、とあたしは思った。

ごく自然に体の力が抜けた。

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