お父さんはいたずらっぽく笑って、ふたたびアソコをなでた。アソコがじーんと熱くなるのを感じた。
「莉子ちゃんのココ、十分に大人になってる。不思議な気分だな。あんなに小さかった莉子ちゃんが、いつのまにかこんなに大きくなってたんだね。すごくきれいだよ。胸の形がきれいだね。お母さんもそうだった」
「もう、栄寿さんてば。ママのことばっかり」
「ごめん。莉子ちゃんのことが好きだ。ずっと好きだった」
「ずっと? わたしが子供の頃から?」
大丈夫、わたしはお父さんがロリコンでも嫌いになったりしないからね。
初めて会ったのは夏目おじさんの結婚式。小学三年生だった。もしも小学生のころ、お父さんに言い寄られていたらどうしてただろう。当時からセックスに興味はあったけど、いますぐセックスしたいとは思ってなかった。いたずらされたりしたら、泣いちゃってたかも。嫌いになっちゃってたかも。
はうーん。
やっぱり運命だよ。初体験したいと思ったときに、お父さんだってわかるなんて。
乳首を吸われた。きゅーん、って感じちゃう。
お腹を舐められた。むにゅう、くすぐったいよ。
おへそのまわりを舌でつんつんされた。きゃはは、いやーん。
お父さんのキスがとうとうアソコまで届いた。太ももの付け根に両手を添えて開かせると、一拍置いて、アソコにそっとキスした。
「はうッ!」
ビクンッと体が跳ねた。
お父さんの指がわたしのアソコを左右に広げた。
ねっとりとした舌がアソコをなでるように舐めた。
「恥ずかしい……」
けれど、お父さんは無視して、舌で愛撫を続ける。わたしの愛液とお父さんの唾液で、アソコがぴちゃぴちゃと音を立てた。
ときどき快感が背中を駆けのぼってくる。そのたびに体を反らせて喘ぐ。
ずきゅーん!
ひときわ強烈な快感が体を突き抜けた。
クリトリスを舐められてるんだ。
舌を小刻みに震わせるようにして、リズミカルな刺激で攻めてくる。
苦しいくらいに感じちゃう。
お父さんに抱きつきたい。でも、アソコを舐められてる体勢では、触れ合ってる部分はちょっとだけだ。
わたしの両手が、しがみつく相手を求めて宙を泳いだ。お父さんに手が届かないので、しかたなくシーツを掴んだり、顔を覆ったり、口元を押さえたり。とにかく、じっとしていられない。
開かされた両脚がぴくぴくと空を蹴った。足の指を曲げたり伸ばしたりして快感に耐えた。
こんなの、オナニーじゃ味わえない。
クリトリスを執拗に舐め上げられ、同時にアソコに指を入れられた。
おしっこが漏れそうな感覚がして、愛液がどっと流れだすのがわかった。
いつのまにか、わたしは嬌声を上げていた。喘ぎ声が晴れた空に溶けていく。メイドさんたちに聞こえちゃうかも。
体中がじーんと痺れるような快感に満たされた。ぷるぷる震えた。
わたしは声を出すことも、息をすることもできなくなって、背中を大きく反らせた。硬直した上半身がベッドから浮き上がる。ふーっと落ちていくような感じがしたかと思うと、頭の中が真っ白になった。もう何も考えられなくなって……。
ガクッとベッドに落ちた。
体中の毛穴が開いて汗が噴き出した。
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