「莉子ちゃんは敏感だね」
普段からオナニーしてるからかな。だけど、栄寿さんに触られるほうが自分でするより、ずっと気持ちいいよ。
栄寿さんはふたたび乳首を舐め、もう一方の乳房を手で揉み始めた。空いている手で太ももの内側をなでられる。
「ああっ、やーんッ、あん、栄寿さん、だめぇ」
いちばん感じるところを、的確に攻めてくる。さっき、あちこち舐められたのは、わたしの性感帯を確かめていたんだね。なんだか隅々まで調べつくされた感じがして、照れくさい。
オナニーでは一度も感じたことのない、強烈な快感が背中を駆けのぼってくる。
頭がぽーっとなって、気が遠くなりそう。
わたしは栄寿さんを押しのけようとしたけど、腕に力が入らない。シーツをつかんで快感に耐えようとしたけど、なんだかそれもうまくいかない。口に手を当てて声が漏れるのを抑えようとしたけど、そんなんじゃ抑えきれない。
「ああんッ、やだァ、あうぅ、はうぅ」
背中が弓なりに反って、全身が硬直した。どっと汗が吹き出し、ヨーグルトみたいな匂いが広がった。アソコから愛液が溢れているのを感じる。
がっくりと力が抜けたわたしを、栄寿さんが包みこむように抱きしめてくれた。
しばらくしてわたしが落ち着くと、栄寿さんが優しい目で見つめて、
「すこし痛いかもしれないけど、我慢してくれるね?」
黙ってうなずいた。
怖いけど、栄寿さんを信じるよ。
両脚を開かされ、栄寿さんがあいだに入る。栄寿さんのアレがわたしのアソコに触れた。目を閉じる。すごく痛いってママに聞いてたから、栄寿さんの肩をぎゅっとつかんだ。
アレって、どのくらいの大きさだったっけ。勃起したアレを見たのは初めてだったので、恥ずかしくてじっくり見れなかったんだ。ちゃんと入るのかな、と思ったけど、わたしよりずっと年下の女の子にも入ったんだから大丈夫だよね。
「あぐっ!」
痛い。ゆっくりと力強く、アレが奥へと入ってくる。わたしのアソコが抵抗している。キスされて、栄寿さんに抱きついた。ぶちん、と何かがちぎれるような感覚とともに激痛がした。わたしのアソコが栄寿さんを受け入れたんだ。
抱きしめられたまま、じっとしていた。
栄寿さんとひとつになってる。言い知れぬ感動を覚えた。誰かと繋がってるってステキだ。これがセックスするってことなんだな。
最初の痛みが徐々に引いていくと、栄寿さんがゆっくりと腰を動かし始めた。動くたびにリズミカルな痛みに苛まれる。でも、大丈夫。がまんできる。
栄寿さんが心配しなくていいように、わたしは痛みを声に出さないようにした。だけど、顔を歪めてしまうのはどうしようもない。
アソコが熱くてじんじんする。体も熱を帯びてきた。
愛液があとからあとから溢れてくる。ぬるぬるとした感触で、栄寿さんのアレがアソコをこする。
抱きしめられていると、あったかい気持ちになる。
胸の奥がせつなくて、なんか、泣きそう。
「すごくきれいだ、莉子ちゃん。莉子ちゃんとセックスできてうれしいよ」
栄寿さんが耳元でささやいた。
そんなふうに言われると、ますます興奮する。アソコがキュッキュッと締まって、栄寿さんともっと深く繋がろうとする。
「あんッ、栄寿さん……、もっと……もっと……!」
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