舌を伸ばして、真ん中あたりを舐めてみる。しょっぱい味だ。はちみつを塗ったら舐めやすいかもね。もう一度、こんどは強く押すように舐めてみた。
あずきさんの体がぴくんと反応した。
小陰唇――っていうの? を、舌でこじあけるように舐めてみる。
あずきさんの股間に顔をうずめて、ぺろぺろと舌を動かす。
あずきさんが体をよじった。感じてくれてるのかな。
アソコを手で広げて、奥まで舐めてみた。あずきさんの体が震えた。
クリトリスも舐めてみよう。
「ひんッ」
あずきさんが小さく声をあげた。
一度、顔を離して深呼吸する。焦らないで、莉子。ちゃんとあずきさんの反応を見ながら、あずきさんがいちばん気持ちよくなってくれるように愛撫するんだ。
愛撫を再開する。あずきさんと抱き合っている体全体で、あずきさんを感じ取ろうとする。
ぺろぺろ。ぺろぺろ。
わたしの力であずきさんを気持ちよくしてあげたい。
それまでじっとしていたあずきさんが、わたしのアソコを舐め始めた。きっと、初めてのわたしがうまくできるかどうか見てくれてたんだ。だって、最初から舐められてたら、あずきさんを愛撫してあげるどころじゃなくなっちゃうから。
あずきさんが指を入れてくると、すぐに腰から力が抜けてしまった。
気持ちいい。快感がぎゅんぎゅん湧いてくる。
体をあずきさんにこすりあわせる。愛液が溢れてるのを感じる。アソコからいやらしい水音が聞こえる。
気が遠くなるような快感にさいなまれながら、それでもあずきさんのアソコから顔を離さなかった。必死になって舐めた。もう、あずきさんの反応を確認するどころじゃない。勝負しているわけでもないのに、負けたくないという気持ちだけで、舌を動かし続けた。
「あ、あ、ああっ、あああ、ダ、ダメェッ、あああーん」
でも、結局わたしは顔を離して声をあげた。それまでとぜんぜん違う快感に不意に襲われたんだ。
お尻の穴を舐められてる!
「いやーん! そんなとこ舐めちゃダメェェェ!」
あずきさんは太ももでわたしの頭をはさんでる。逃げようとしても逃げられない。
肛門を舐められるのがこんなに気持ちいいなんて信じられない。
痺れるような快感が全身に満ちた。震えながらすべてを受け入れた。体の重さが消える。愛液がどっと溢れ出るのを感じた。
あずきさんも同じように、愛液を大量に滴らせた。あずきさんの蜜でほっぺたを濡らしながら、深い安心感に包まれた。
そのまましばらくじっとして余韻に浸った。動けるようになると、起き上がって、あずきさんの首に抱きついた。
「ああ、あずきさん、すごく気持ちよかった。好きよ、好き。大好き!」
あずきさんにしがみついて、キスした。あずきさんもディープキスを返してくれた。いつまでも抱きしめていてほしい、と思ったけど、
「莉子ちゃんもすごくかわいかったよ。莉子ちゃんとはまたエッチしたいな。じゃあ、パートナー交代しようか」
お父さんともなかさんも最後まで達していた。ふたりは本物の恋人同士のようにキスを交わしていた。もなかさんは満たされた表情で、お父さんは自信を取り戻したような顔をしていた。
「こんどは、あたしと栄寿さん、もなかと莉子ちゃんだよ」
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