新婚不倫 (12)

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何をするつもりなんだろうと見ているあたしのお尻に下からシャワーヘッドを密着させた。

「きゃっ」

「ぼくを信じてください」

「いやーん、くすぐったい。恥ずかしいよぉ」

シャワーから噴き出すお湯が、あたしのお尻の穴から中に入ってくる。バランスを崩しそうになるあたしを、レオくんが抱えるようにして支えた。おかげで逃げられない。

「やだ、もう。取って取って。お湯が入ってくるよぅ」

それを聞くと、レオくんがシャワーヘッドを離した。

あたしはレオくんの腕を掴んで黙り込んだ。お尻の穴から中にお湯が入ってしまった。どうしよう。トイレに行かなきゃ。でも、恥ずかしい。

じっと耐えているあたしを見て、レオくんは、

「出していいですよ。お風呂場だから洗い流せます」

「そんなぁ……」

「大丈夫。腸の中って意外にきれいなんですよ」

あたしはためらったけど、レオくんは放してくれそうにない。しかたなく、あたしはがまんするのを諦めた。お尻からお湯が放出され、音を立てて洗い場の床に飛び散った。でも、ちょっと中に残ってるような気がする。

「ふえーん、レオくん、いじわるすぎるよぉ」

「心配しなくても、汚くなんてないです」

レオくんはシャワーで床を洗い流すと、涙ぐむあたしのお尻にふたたびシャワーヘッドを押し当てた。

「ああん、またぁ」

またまた中にお湯が入ってくる。

レオくんがシャワーヘッドを離してあたしを見つめた。恥ずかしくてたまらないけど、出さないわけにもいかない。羞恥プレイにもほどがある。

お湯が中に残るとイヤなので、出すときに力を入れてみた。さっきより勢いよくお湯が噴き出した。もう泣きたい。

それから何度か同じことをされた。レオくんがシャワーを止めたとき、あたしはべそをかいていた。

終わったんだな、とホッとする間もなく、今度はレオくんが石鹸をお尻の穴に塗りつけてきた。石鹸でぬるぬるするレオくんの手が、あたしのお尻の穴をゆっくりとマッサージする。最初のうちは、穴の周りの襞の部分をさすっていたんだけど、そのうちに穴に指を押し当ててきた。

「はううぅ」

あたしはぎゅっと目を閉じた。

指先が少しずつ穴の中に入ってくる。恥ずかしくてたまらない。お尻の穴に指を入れられるなんて。

「知ってますか、奥さん? お尻の穴って、すごく感じる性感帯なんですよ。恥ずかしがってますけど、イヤじゃないんでしょ? ぼくの人差し指をすんなり受け入れてくれたんだから。それとも、もしかして初めてじゃないのかな?」

あたしは目を閉じたまま首をぷるぷると振った。こんなこと初めてに決まってる。

「そう、よかった。ご主人の触れたことのない場所なんですね。奥さんの体でココだけは、ぼくしか知らないんだ。ぼくだけの場所だ」

指を出し入れされているうちに、だんだんとお尻に力が入らなくなってきた。荒くなる呼吸に、かすかな喘ぎ声が混じり始める。

あたし、感じてる。お尻の穴で!

「奥さん、すごい。初めからこんなに気持ちよくなれるひとって珍しいですよ」

頭がぼーっとなってきた。

知らなかった。お尻の穴がこんなに気持ちイイなんて。

「ああぅ、レオくん! お尻! お尻が! 気持ちイイよ!」

「まだまだです。もっともっと気持ちよくなるんですよ」

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