「莉子ちゃんのこと、気持ちよくしてあげたい」
ディープキス。
お父さんがゆっくりと腰を引いて、わたしの中から出ていく。
お腹を圧迫する感じが引いていく。
同時に、アレがわたしの中を引っ掻くような感じがする。
ちょっと痛いけど……。
うわあ、気持ちいい。
少しずつお父さんのアレが外に出ていく。引き止めようとするかのように、わたしのアソコがキュッと締まった。
お父さんの肩を掴んだ。爪を立てちゃってたらゴメンなさい。
お父さんもわたしの肩を抱えるように押さえた。快感に肩が震えた。その震えがお父さんの手に伝わってる。恥ずかしい。
ああ、お父さんが戻ってきた。また中に入ってくる。
ゆっくりゆっくり。
あふう、奥まで届いた。
それから、また出ていく。
ひゃーん、気持ちいい!
お父さんがピストン運動を始めた。ゆっくりと、いたわるように優しく。中のほうをアレでこすられて、痛いんだけどもっとしてほしい。
お父さんとこすりあわせている胸やお腹が熱くなってきた。西日に照らされているせいだけじゃない。体の中から熱が湧いてくるんだ。
波の音だけがかすかに聞こえてる。体の中にも快感の波が生まれてる。波がだんだん大きくなっていく。
体の奥に意識を向けて、快感が湧き出してくる場所を探した。
アソコかな?
それともお腹のちょっと下あたり?
お父さんと触れ合ってる乳首からかも。
アレで突かれると、奥のほうにも感じるポイントがある。
首筋にキスされた。そこも気持ちいい。
どこがいちばん気持ちいいのかな。
気持ちよさはどこから溢れてくるのかな。
もっと感じたい。
もっともっと気持ちよくなりたい。
「あううぅ……」
小さく喘いだ。
「かわいい、莉子ちゃん。すごくいいよ。素敵だ」
お父さんが耳元でささやいた。
かわいいって言われるたびに、アソコがキュンキュンする。
お父さんの息が荒くなってきた。腰の動きもだんだん速くなってる。
ベッドのスプリングがかすかな音を立てて軋む。
「はう、あう、んん、あん、あんッ」
お父さんが動くたび、喘ぎ声が漏れた。
いつのまにか、自分でも腰を動かしてるのに気づいた。
正直に言うと、さっきの前戯のほうが気持ちよさは上だ。でも、お父さんと繋がってる、ひとつになれてる。その悦びは何ものにも代えられない。
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