新婚不倫 (23)

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則夫さんはアソコから手を離して、また乳房を愛撫した。そしてあたしの脚を開かせると、その間に入った。ディープキスをしながら、乳房をまさぐり続ける。

則夫さんのモノがあたしの膣口をノックした。

もう入れてほしい……。

繋がりたい……。

とうとう則夫さんが唇を離して、あたしを見つめた。あたしもうっすらと笑みを浮かべて見つめ返した。

来て……。

則夫さんが先端部をあたしに押し付けた。きゅん、と期待が高まる。胸の奥がせつなさでいっぱいだ。ゆっくりと則夫さんが入ってきた。

「う、くっ」

アソコから快感が止めどなく溢れてくる。狭い膣道を押し分けるように亀頭が奥へと進んできた。じんじんする気持ちよさが腰を震わせた。

則夫さんの肩をぎゅっと掴んだ。

「あうっ、あうう、ああッ」

則夫さんが奥へ奥へと入ってくる。

あたしのアソコが則夫さんにからみつき、包み込む。

則夫さんのアレがびくんびくんと感じてる。

うれしい。

挿入されるときの感じが好き。

レオくんのときよりずっとゆっくりだから、快感も倍増する。

あっ。

奥まで届いた。

あたしはブルブルッと体を震わせた。自分の体が則夫さんを受け入れていると実感した。正常位でも挿入は深い。レオくんより長いからだね。

ああ、どうしてもレオくんと比べちゃう。ふたりはそれぞれ違うひとで比べられるものじゃないのに。

則夫さんはあたしを抱きしめるとキスをした。まだ動かない。さっきレオくんとしたセックスと同じだ。あたしも則夫さんの背中に手を回した。挿入して抱き合ったままじっとしてるだけで、気持ちがとろけていく。

繋がってる。

ひとつになってる。

愛してる。

大好き。

言葉に出さなくても、心が通じ合ってるのを感じる。それがセックスの素敵なところだ。愛するひととひとつになれたという悦び。体が感じる以上の快感で心が満たされている。しあわせを感じる。

ほんの数ヶ月前に初めて女を知った則夫さんのセックスには、派手さはない。オーラルセックスはしないし、体位だって正常位ばかりだ。たぶん、則夫さんはセックスに対してとてもまじめなのだと思う。則夫さんがあたしを大切に思っているのが伝わってくる。それはそれで素敵なことだ。

だけど。

もっともっと気持ちよくなりたい。

もっともっと融け合いたい。

きっとできるはずだ。

レオくんが連れて行ってくれた世界のその先まで。

則夫さんと行きたい。

ふたりで行きたい。

則夫さんがゆっくりとピストン運動を始めた。則夫さんが腰を引くと、カリが膣襞をひっかく感覚にゾクゾクする。そのあとで今度は圧迫されるような感覚とともに則夫さんが戻ってくる。寄せては返す波が次第に大きくなって、あたしの体を駆け巡る。

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