なんだかすごく難しい関係だ。あずきさんには申し訳ないけれど、正直スリリングでもある。止まっていた時間は動き出した。これからどうなるのかなんて、誰にもわからない。でも、みんな勇気を出して踏み出したんだ。
お父さんともなかさんのキスは続いている。わたしはあずきさんの腕に手を添えて、
「ねえ、わたしたちもしましょう」
お花見しながらセックスしたい。そう言い出したのはわたしだ。メイドさんたちもすぐに賛成した。四人で相手を変えながらの乱交。それって、わたしたちの新しい第一歩にふさわしい。
太陽の下でセックスするなんて、すっごくワクワクする。
膝の上に抱えられながら、首筋にキスをされた。
ドレスのボタンをはずされ、肩を露出させられた。
ブラジャーの上から胸を揉まれ、ついで、ブラジャーの中に手を入れられた。
スカートをまくりあげられ、パンツの上からアソコをなでられた。
流れるような動作だ。わたしの服を脱がせながらも、愛撫は一瞬たりとも止まることはない。とろけるような愛撫。『あこがれのお姉さま』に身を任せるのって、きっとこんな感じなんだろう。
何度か軽くイッた。いつのまにか裸にされていて、ニーソックスだけになっていた。あずきさんもストッキングとカチューシャしか身につけていない。
毛布の上に横たえられ、舌と指で全身を愛撫された。
桜の花の隙間から、お日様の光がまぶしい。
しっとりとかきはじめた汗も、さわやかな春の空気が吸い取ってくれる。
草の匂いと土の匂い。波の音、流れる雲。
ゆったりと流れる時間の中で、愛しい気持ちに満たされていく。
幾度目かのディープキスで深いエクスタシーに達したあと、うっとりとあずきさんを見つめて、
「あずきさんのことも気持ちよくしてあげたい。あずきさんが嫌じゃなければ」
「じゃあ、シックスナインしよっか。シックスナインってわかる?」
わたしは小さくうなずいて体を起こした。
すぐそばでは、お父さんともなかさんがセックスしている。ふたりとも全裸になって、正常位でつながっていた。もなかさんは目をぎゅっと閉じて、お父さんにしがみついている。お父さんはもなかさんにキスしながら、ゆっくりと腰を上下に動かし、同時におっぱいを揉んでいた。
ふたりの向こうには、おだやかな海が広がっている。ここからは別荘の建物は見えないし、見上げてもどこにも電線はない。海にはいくつか船がいたけど、それを除けば、世界にはわたしたち四人しかいないように感じた。
大昔の人間はこうだったのかも。
心配することなんて何もない、とても穏やかな気持ち。
わたしとあずきさんは逆向きに寝そべると、横向きの姿勢でお互いのお尻を抱え込むようにして、体を密着させた。ちょうど、太ももが枕がわりになる。
ちょっと恥ずかしい。
黒ぐろとしたあずきさんの草むらに鼻を押し付けた。なんだかいい匂いがする。香水とかつけてるのかな。アソコはもうぐしょぐしょになっていて、粘り気のある愛液が陰毛を濡らしていた。
相手の女の子が気持ちよくなれば自分も気持ちよくなる、って言ってたのは本当だったんだな。
あずきさんのアソコにキスしてみた。へんな感じ。わたしにも同じものがついているわけだけど、じっくり観察してみたことはない。どうすればいいんだろう?
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