いけない進路相談 (02)

熱い液が濁流となって操の舌を襲った。操は乳房の奥が締め付けられるような快感を覚えて、全身をビクンッ、と痙攣させた。口の中に苦味が広がった。どろどろの液が操の唾液と混じりあって、亀頭の部分を包み込んだ。意外なことに、精液のあの強烈な香りはしなかった。

操は少し躊躇したけれど、思い切って精液を飲み込んだ。そのあとで、亀頭に舌を絡ませて、汚れを舐め取った。

操が矢萩のモノを解放すると、口の端から白い液が垂れて床に落ちた。放心して力が抜け、操は床にぺたんと座り込むと、ほっと息をついた。

そして操は顔を上げて矢萩を見ると、笑顔になった。

「どうだった?」

操が訊くと、矢萩はあきれたような表情で笑みを返した。矢萩は操の手を取って、引っ張りあげるようにして操を立たせた。よろよろと立ち上がった操のあごをつかんで上を向かせ、自分の精液で汚れているのに構わず、矢萩は操に唇を重ねた。

「よかった。初めてなのに、がんばったな」

そう矢萩に褒められて、操は胸の奥が熱くなるのを感じた。安心しきって矢萩に体重をあずける。矢萩は操をうしろから抱きしめて、操の首筋に唇を這わせた。

「あん」

思わず声が出てしまう。

バージンを捧げてからのこの二ヶ月ちょっとのあいだに、操の体は十二分に開発されていた。いまでは全身が敏感な性感帯だ。

「今度は操が気持ちよくなる番だ」

矢萩はそう言って、スカートの中に手を入れると、操のパンツに指をかけた。今日はいているのは紐パンだ。矢萩はそれに気づくと、左右の紐をほどき、レース飾りのついたナイロン製の薄衣を取り去った。

操のミニスカートは普通よりさらに短かったけど、太ももまである黒のニーソックスをはいていたので、いま露出しているのは股間だけだ。

(女の子の服は不思議だな。いちばん大切なところがいちばん脆弱なんだから)

そんなことを思いながら、矢萩の愛撫に身をまかせる。

操は今朝学校に来てから、キャミソールを脱いでブラジャーをはずしていた。ブラウスの下には何もつけていない。服を着たままでも愛撫を受けやすいようにするためだ。矢萩はノーブラの操の豊満な乳房を、ブラウスごしに揉みしだいた。同時に、まだ勃起したままのモノを、操の股間にこすりつける。

「ねえ、せんせ。今日は危ない日なんだ」

まだ理性のあるうちに言っておかなきゃ、と思いながら、操はブレザーのポケットからコンドームを取り出した。そろそろ危険日が終わるはずだったけど、操の年齢では生理の周期もぶれやすい。操は避妊には気を使っていた。包みを破って中身を取り出すと、うしろ手に矢萩のモノをつかみ、慣れた手つきで装着していく。

いましがた放出したばかりだというのに、矢萩のモノは硬くたくましかった。太くて長い。切なさではちきれそうな快感を与えてくれるソレを、操はいとおしいと思った。

(ほんとはナマで中出しされたい。危ない日ほど欲しくなるなんて、女のカラダはわがままだ)

二人とも準備ができると、矢萩はゆっくりと操の中に埋もれていった。

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