詩編150:1-6

チャペルコンサート挨拶

2024年 4月 227フラウトロワ挨拶

 聖書 詩編150篇3節ー6節

笛の音は賛美


 経堂バプテスト教会の牧師の藤原と申します。この教会においで下さいましてありがとうございます。今日は、フラウト・トラベルソの演奏から始まりましたが、休憩をはさんでフルートです。古い楽器の音色と味わいとは違った、楽器の楽しさを体験していただけると思います。年代的に言いますとフラウト・トラベルソが1700年代後半くらいに出来て、フルートが1847年のパリ博覧会に出展されましたから、4万年と言われる笛の歴史からするとかなり最近の事であります。 

 さて、聖書にも古い時代の笛、横笛などが出てきますので紹介します。

詩篇『150:3 角笛を吹いて神を賛美せよ。琴と竪琴を奏でて神を賛美せよ。150:4 太鼓に合わせて踊りながら神を賛美せよ。弦をかき鳴らし笛を吹いて神を賛美せよ。150:5 シンバルを鳴らし神を賛美せよ。シンバルを響かせて神を賛美せよ。150:6 息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ。』

 この記事は、紀元前30世紀ぐらいの時代にできたと思われます。当時どんな演奏をしたのか、残念ながら記録はありません。世界最古のギリシャで見つかった楽譜が紀元前3世紀ぐらいですから、それ以前は、楽譜なしで演奏したのだと思われます。アドリブだったのでしょうか? 私が聖書のなかでイメージする笛は、音楽の演奏と言うよりは「鬨の声」です。当時から、神様への賛美は、鬨の声を挙げ、楽器をならし、手をたたき、躍り上がって・・・と あらゆる手段で行われます。そして神様は、すべてその賛美を良しとしてくださるのです。


少しだけ、聖書のお話しでした。これからの演奏をお楽しみください。