詩編150:1-6
チャペルコンサート挨拶
2021年 11月 20日 チャペルコンサート挨拶
聖書 詩編150篇
「神を賛美せよ」
150:1 ハレルヤ。聖所で神を賛美せよ。大空の砦で神を賛美せよ。
150:2 力強い御業のゆえに神を賛美せよ。大きな御力のゆえに神を賛美せよ。
150:3 角笛を吹いて神を賛美せよ。琴と竪琴を奏でて神を賛美せよ。
150:4 太鼓に合わせて踊りながら神を賛美せよ。弦をかき鳴らし笛を吹いて神を賛美せよ。
150:5 シンバルを鳴らし神を賛美せよ。シンバルを響かせて神を賛美せよ。
150:6 息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ。
今日は、このチャペルコンサートにおいでいただいてありがとうございます。この経堂バプテスト教会の牧師の藤原と申します。まず、最初にお願いしたいことがあります。コロナがだいぶ収まってきていますが、まだ入場制限や換気などの対策が必要です。皆様のご協力をお願いします。
さて、今日のプログラムですが、ヨハン・セバスチャン・バッハの曲があります。バッハは聖トーマス教会のカントールを務めた人で、敬虔なクリスチャンでした。そのエピソードなのですが、バッハはほとんどの作曲で自筆の楽譜の最後に「SDG」とサインしていました。何の略語かと言うとラテン語で「ソリ・デオ・グロリア:Soli Deo gloria」なんですね。(最近よく言われるSDGs:sustainable development goals持続的開発目標のことではありません)
このチェンバロを見ていただくと、そのことばが書いてあります。意味は「神にのみ栄光」です。この言葉は、プロテスタント教会の基本の一つとされています。ですから、バッハは作曲を完成させるたびに、その音楽を与えてくださった神様に感謝をしていたことが分かると思います。
せっかくですから、隣に書かかれているオムニス・スピリッツス・ラウデット・ドミヌムですが、これは、聖書の言葉です。omnis spiritus laudet Dominum
詩編150篇6節に 「息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ。」との詩がありまして、そこからとられています。
今日は、バロック時代の作曲家の作品を演奏していただきますが、私たちはこのコンサートも神様への賛美として、皆様にお届けしたいと願っています。
しばらくの時間をゆっくり楽しんでください。