マタイ2:9-11
今週のカンタータ
2023年 1月14日 カンタータのひととき 挨拶
『今週のカンタータ』
聖書 マタイ2:9-11
経堂バプテスト教会の牧師の藤原と申します。まだコロナが流行っている中での行事ですので、皆さん感染防止、マスク、換気などご協力をお願いします。
教会の歴によると今週の日曜日まで顕現節でした。生まれたばかりのイエス様に、星占いの学者が会いに来たのが6日で、今年は6日から8日までそのことを記念します。ロシア正教では、この期間がクリスマスになります。
J.S.バッハは、トマス教会のカントールだった時代、教会歴に従って毎週礼拝用のカンタータを準備していました。今日の演目にあるカンタータ123番「おお世よ、我をばさげすみて」は、顕現節用のカンタータですから、今週の日曜日用に作られた曲であります。
それでは、その背景となった聖書をお読みます。
マタイ『2:9 彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。2:10 学者たちはその星を見て喜びにあふれた。2:11 家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。』
この贈られた宝の中には、没薬があります。マイラと呼ばれる、葬りに使う薬です。お生まれになったばかりのイエス様の将来の十字架の出来事のために、占星術の学者が選んだふさわしい贈り物でした。
少しだけ、聖書のお話でした。これからのひと時、カンタータでのひとときをお楽しみください。