2024年 12月21日 ラソンブレ クリスマスのお話
『みたりの博士は』
聖書 マタイ2:1-11
クリスマスおめでとうございます。教会では、22日(日)は10時半からクリスマス礼拝、24日(火)夜7時からキャンドルサービスを守ります。どなたでも、どうぞご参加ください。
今日選んだ聖書は、星占いでユダヤの王様が生まれたとのしるしを見つけ、その星を追ってはるか遠くの国ペルシャから訪ねてきて、イエス様を礼拝したという記事です。しかも、ユダヤの人々は、そのしるしに誰も気づいていません。ヘロデ大王は、自分の家に赤ん坊が生まれていないので、心配になって学者たちを集めました。すると、ベツレヘムにイスラエルを治める者が生まれることが預言(ミカ5:1)されていることがわかり、占星術の学者をこっそり呼んで伝えます。それで、学者たちは無事にイエス様を見つけたのですが、その時の贈り物が、変わっています。黄金は、王様の象徴なのでふさわしいでしょう。乳香は、たいへん高価な樹脂で、礼拝で焚くための香料ですから、これもふさわしい贈り物です。問題は、没薬です。これは、ミルラという香料です。鎮静作用があるとのことですが、主たる用途は、死体の防腐処理です。生まれてきたばかりの幼子への贈り物として、まったくふさわしくない没薬。これを東方の博士たちが持参しました。彼らがイエス様の十字架での犠牲となることを知っていたからだと思われます。そして、ヘロデ大王は博士たちを使って幼子を見つけて殺そうとしていましたので、神様はエジプトに幼子を逃がします。こうして、神様の独り子イエス様が十字架で人々の罪を背負って犠牲になる、イエス様の一生はその初めから、波乱に満ちていました。そして、神様は、計画通りに、2000年前にイエス様を十字架に送りました。私たちを罪から救うためにです。2000年たった今も、神様は私たちを救うために、導いています。それは、神様は私たちを、不完全で不従順であるにも関わらず、愛してくださっているからです。
「讃美しましょう」
(新生讃美歌192「みたりの博士は」)
「おいのり」