マタイ11:16-17

笛吹けど

2022年 6月 11日 笛たちの語らい コンサート挨拶

 「笛吹けど

聖書 マタイによる福音書11:16-17

「笛吹けど」

 

 今日は、このコンサートのために「教会」においでくださって、ありがとうございます。経堂バプテスト教会の牧師の藤原と申します。

 フラウト・トラベルをこれだけ集めたコンサートは、私は初めての経験です。さすがに、華やかな演奏だと思います。そのためでしょうか?イエス様の時代には、結婚式で笛を吹いて踊る習慣がありました。聖書には、笛を吹くはずの男の子たちが、座ったままの姿を譬えたこんな記事がります。

 

マタイによる福音書「11:16 今の時代を何にたとえたらよいか。広場に座って、ほかの者にこう呼びかけている子供たちに似ている。11:17 『笛を吹いたのに、/踊ってくれなかった。~」

 

 実は「笛を吹けども踊らず」とのことわざは、この聖書の個所から来ています。

 男の子たちが、お祝いの時なのに笛を吹かずに座っていて、「だれも踊ってくれないから、笛など吹いていられない」と言うわけですね。この譬えは、「ユダヤ人たちは、救い主が来たことを祝うべき時に、誰も踊らないからと言って、笛を吹かなかった」ことを指しています。こうして、復活の時が来るまで、イエス様は受け入れられませんでした。これは、旧約聖書で預言されていたとおりです。

 

 少しだけ、聖書のお話でした。残りの時間も、バロック時代の音楽でお楽しみください。