マタイ25:6-13

目を覚ましていなさい

2024年 2月12日 チャペルコンサート挨拶  

目を覚ましていなさい

聖書 マタイ25:6-13


 経堂バプテスト教会の牧師の藤原と申します。今日は、おいで下さいましてありがとうございます。教会主催のコンサートだからでしょうか?出演者の方で気を聞かせて、宗教曲も選曲頂きました。特にバッハのカンタータ140番は、皆さんのなじみがある曲ではないでしょうか。この曲は、イエス様が天の国のことを結婚式に譬えたマタイによる福音書(25:1-13)の記事に基づいています。花婿にたとえているのはイエス様のことです。10人のおとめは教会のこと、もしくはそれぞれのクリスチャンの事であります。もう一つ知っておきたいことは、ユダヤの婚宴は、夜花婿が花嫁の家に迎えに行って、一緒に花婿の父の家に移動して行われるそうです。ところが、花婿は真夜中になっても迎えに来ません。それでおとめたちは、寝てしまいます。そこのところから、聖書をお読みします。

『25:6 真夜中に『花婿だ。迎えに出なさい』と叫ぶ声がした。25:7 そこで、おとめたちは皆起きて、それぞれのともし火を整えた。25:8 愚かなおとめたちは、賢いおとめたちに言った。『油を分けてください。わたしたちのともし火は消えそうです。』25:9 賢いおとめたちは答えた。『分けてあげるほどはありません。それより、店に行って、自分の分を買って来なさい。』25:10 愚かなおとめたちが買いに行っている間に、花婿が到着して、用意のできている五人は、花婿と一緒に婚宴の席に入り、戸が閉められた。25:11 その後で、ほかのおとめたちも来て、『御主人様、御主人様、開けてください』と言った。25:12 しかし主人は、『はっきり言っておく。わたしはお前たちを知らない』と答えた。25:13 だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。」』

 

 以上が天の国の譬えです。イエス様が、再び来られるとき、天の国の戸が開きます。それは何時なのかはだれも分かりません。だから、油断せずに目を覚まして用意しておきなさいというイエス様の教えでした。


 少しだけ、聖書のお話しでした。これからの時間、カンタータをお楽しみください。