マタイ5:4

悲しむ人々

2022年 3月 19日 デュオ リュタン コンサート挨拶

 「悲しむ人々」

聖書 マタイによる福音書5:4

5:4 悲しむ人々は、幸いである、/その人たちは慰められる

 

今日は、このコンサートで「教会」においでくださって、ありがとうございます。経堂バプテスト教会の牧師の藤原と申します。会場をお貸ししている立場として、主催者様には密にならないよう、また換気、マスクの徹底をお願いしていますので、よろしくご協力ください。

今日のプログラムは「トンガの津波からの復興のため」とお聞きしています。世界中には、支援が必要な人々や、悲しんでいる人々もいます。

 

聖書にはこういった人々への言葉があります。イエス様のお話です。

「悲しむ人々は幸いである。その人たちは慰められる。」(マタイ5:4)。

 

 私たちは、一生のうちに何度かひどく悲しむときがあります。例えば、自然災害や不慮の事故・病気などです。近い人の不幸に悲しいだけではなく、生活が成り立たなくなる人もいます。そして、意図した侵略のための戦争が起こってしまったのも現実です。私たちが生きていく上で悲しい事が、無くなることはありませんが、悲しいことを乗り越えることはできます。悲しい事があったとき、友人や親戚の方々は、慰めの言葉をかけてくれるでしょう。そのとき、悲しんでいる人は「自分は一人ではない」ことに気づけばいいですね。でもそう受け止められるようになるには、少し時間が必要なのだと思います。

 

 ここで、イエス様が教えているのは、慰めてくださるのは神様だということです。悲しんでいる人は、神様に「悲しい」と訴えなさい。そうすれば、神様は本当の意味で慰めてくださいます。ですから、「悲しむ人々は幸い」なのです。

そして、神様を信じているからこそ、神様にその悲しみをぶつけられるのです。

少しだけ、聖書のお話でした。残りの時間も、バロック時代の音楽でお楽しみください。