2020年12月12日 ラソンブレ同好会のクリスマス
『クリスマスのお話』
聖書 ヨハネによる福音書 3:16-17
今年も12月25日が迫ってきました。イエス・キリストがお生まれになった日です。ユダヤの暦では日没に日が変わりますので、今の暦でいうと12月24日の夜から25日の日没までの間にイエス様が生まれたことになります。
右側にプリントしている讃美歌(割愛)を見てください。エッサイとは、ユダヤの王ダビデの父親の名前です。この讃美歌は、「ダビデの血筋から救い主が生まれる」とイザヤが預言して、おとめマリアを母として救い主がお生まれになり、「世の光」になられたことを歌っています。
それでは、讃美歌「エッサイの根より生い出でたる」を賛美しましょう。
ヨハネによる福音書
『3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。』
「お話」
クリスマスおめでとうございます。教会では、24日(木)夜7時からキャンドルサービスをしますが、ラソンブレでは一足早く、イエス様の誕生をお祝いしたいと思います。
クリスマスでは、サンタクロースやトナカイやクリスマスツリーを思い浮かべるかもしれませんが、約2000年前のユダの街ベツレヘムで生まれたイエス様の伝承の中には、そのようなものはありません。臨月を迎えていたマリアは夫と共に夫の故郷であるベツレヘムに行きました。まだ、ベツレヘムにいる間に生まれそうだったので、宿を探しますがどこも満杯でした。ようやく馬小屋に泊まることができて、そこでイエス様がお生まれになったのです。
こうして、イエス様は神様の御子であるにもかかわらず、みすぼらしい場所でお生まれになりました。
預言が成就したのです。
イエス様は、私たちの救いのために生まれ、私たちに寄り添ってくださいます。そのために、イエス様は私たちよりも「もっと低いところ」にお生まれになったのです。その、ひっそりとお生まれになったイエス様の誕生をお祝いしに、天使に導かれて羊飼いたちがやって来ました。
また、大きな光る星に導かれて、遠く東方の国から3人の占星術の学者が黄金、没薬(もつやく:マイラ)、乳香(にゅうこう:香料)を捧げにやって来ました。学者たちはユダヤの王が生まれたことを知って、御子を拝みにやって来たのです。
これが、救い主イエスキリストのお生まれになった、クリスマスの出来事です。