『絶対評価』で、成績『１』という評価を受けるということ

８月最終週、９月第一週となっても、

いまだ宿題が終わっていない方は、

始業日ギリギリまでを計算・予定に

入れていると、その計算・予定が狂って、

最悪の結果、つまり、宿題が提出出来ないと

なる可能性が高くなりますので、

気を付けて下さい。

何度もうるさく書いてきておりますが、

記録された結果で進級・進学が決まる

私立校・中高一貫校の場合、この夏休みの宿題は、

二学期の平常点、それも１／３～１／２の配点に

なっている可能性が高く、その平常点を落すと、

もう成績４や５を取る機会を失うことになります。

そういったことを知らずに、これは失礼ながら、

親御さんも含めてですが、“テスト”で、

良い点を取れば、『成績』が取れる、上がる、

と勘違いされていることが多いです。

情報化、記録化が進む昨今で、記録された結果で、

進級・進学が決まる私立校・中高一貫校で、

『平常点』を取らずに、テストの点数“だけ”で、

成績が上がる、それも４や５といった成績を

取れることはまずありません。

この勘違いを、むしろ、私の言っていることが

妄想だ、嘘八百だと言われるのであれば、

学校・先生から渡されている、進級・進学要綱、

並びに、シラバスや成績の付け方をよく読んで、

定期テストの点数“のみ”で、成績をつける

絶対評価を行っていると明記されているかどうか、

確認して下さい。

狭いようで広いこの日本において、何校か、

そうした制度で、成績を付けている学校もある、

先生もいるかもしれません。

自分が、お子さんが通っている学校が、

“そう”であれば、問題ありませんが、

そうでない場合、このことを知らないで、

ただ闇雲に『頑張って』も、成績が上がらないで、

屈辱的な評価を受け続けることになります。

また、先日も似たようなことを書きましたが、

最近、これもまた、勘違いされている

親御さん、ご家庭の方が増えてきているので、

ストレートに書かせて頂きますが、『絶対評価』で、

『記録される結果』で、成績が決まる

私立校・中高一貫校において、

成績『１』という評価を受けるということは、

ある意味、学校・先生側から『嫌われている』と

思って下さい。

反論・異論、批判・非難とあるかと思いますが、

『絶対評価』で成績を付けられる、つけることが

出来る、学校・先生が、あえて『１』という

評価を下しているということを、親御さんは

よく考えて下さい。

アカハラ、モラハラなどのハラスメント問題が

問い質される昨今、無限の可能性、将来・未来を

秘めている子供達に、お子さんに、『１』という

評価をつける。

それも“必ず”成績１や２といった評価を

下さなければならない相対評価と異なり、

『絶対評価』ですから、“皆”出来ていれば、

全員に成績４や５といった評価を付けることも

可能です。

にも関わらず、『１』という“最低の評価”を

つけているということをよく考えて下さい。

会社にお勤めの親御さんならわかると思いますが、

本当に一生懸命頑張っている人、例えば、

遅刻もせず、期日内に書類を提出し、

時には残業することも嫌な顔をせず、

毎日きちんと業務をこなす、しかし、

売上がそこまで伸びない、なかなか売上に

繋がらない、そんな新入社員の方がいたとして、

親御さんの会社は、親御さん自身は、

そんな方を評価せず、減給、さらには、

昇格の見込み無しで、異動させる、

なんてことをしますでしょうか。

先ほども書いたように、ハラスメントの問題が

厳しくなった昨今、そんなことをすれば、

大問題になることはおわかりだと思います。

では、なぜ、そんな世の中の風潮と逆行するように、

お子さんが成績１という評価を下されたのか、

本当に、よく考えて、確認して下さい。

テストの点数が悪い、上記で言えば、

売上が伸ばせない、繋がらない、

『ソレ“だけ”』で、

『そのこと“だけ”を問題にして』

低い評価をつけたとなれば、

今なら大問題に出来ることでしょう。

つまり、私立校・中高一貫校で、

成績１という低い評価を付けられる、

それは、テストの点数“だけ”が、

問題では無いということです。

このことを、勘違いというか、無視される

親御さんが、昨今増えてきており、とにかく、

テストの点数が悪いから成績１と評価されている、

と騒ぎ立てて、“だから”そのこと、つまり、

『テスト』“以外”のことでは、何も問題がないと、

思い込みたがる方が増えてきています。

実際には、テストの点数以上に、テスト以外のことが、

問題視されており、そのことを注意・勧告している

にも関わらず、大変失礼ながら『親子揃って』、

学校・先生からの注意・勧告を無視されていることが

多いです。

我が子可愛さで、そう見ることが

出来ないかもしれませんが、

『絶対評価』の私立校・中高一貫校で、

成績『１』という評価を受ける場合のほとんどが、

授業中の言動、態度、姿勢、そして、

ノートや宿題などの提出物が“原因”と

なっており、今や『ソレら』は、

学校・先生の教育・指導の問題ではなく、

『ご家庭の教育、躾けの問題』として、

扱われています。

ソレらが改善されない限り、テストの点数が、

数点、十数点上がろうが、成績は決して

上がらないとなっています。

ですので、上記に『ある意味』、学校・先生から

『嫌われている』と書きました。

いかがでしょう、親御さんの会社で、

親御さんから見て、問題になっている方、

言い方が悪いですが、嫌われている方は、

どんな方でしょうか。

売上を上げることが出来ない、

面白い企画が立てられない、

独創的な発想が出来ない、

要領良く仕事を進めらない、

そういったこと『だけ』が原因で、

倦厭されていますでしょうか

この問題は、『学生時代』に解決しておかないと、

社会に出てからでは、なかなか直せない、また今なら、

『赤の他人』が、下手な口出し、手出しが出来ないと

なっておりますので、どういう扱いをすることになるのか、

これは、会社に勤めている、仕事をされている

親御さんのほうが、よくわかっているのでは

ないでしょうか。

学校の先生や教育関係者は、社会人経験が乏しく、

社会や経済のことがよくわかっていない、

感覚がズレている、と思われがちだと思いますが、

学校の先生や教育関係者は、社会が、

『これからどうなっていくか』を、

これから社会に出る方、つまり、

子供たちを通して、見ています。

以前も書きましたが、中高生の親御さんは、

お子さんが、あと数年で、社会に出て、

会社に勤め、仕事をする、そうなった時、

社会に出て役に立たない学校の勉強『以上』に、

どういったことを求められるのか、

どういったことが出来ていないと困るのか、

よく考えて、教育、指導、躾けていかないと、

最終的に困るのは、親御さん自身となります。

お勤めの会社にいる後輩、部下、新入社員の方は、

これから入って来る方は、学校や教育関係者が

教育、指導、育てたのではなく、親御さんが、

ご家庭で育てた、その結果となります。

“たかだか”学校の勉強“ごとき”のことが

出来る・出来ないは、社会に出れば、会社に入れば、

仕事を始められば、大して問題にならないと

思いますが、『ソレ』以外のことは、

『ソレ』以外“が”どう見られるのか、

どう思われるのか、どう扱われるのか、

親御さんは、よく考えておかれることを、

オススメします。