人生においての「追い込まれてくる」時期の縮図


二学期期末テストを終えると、

ほとんどの学校が、実質もう

終業となっているかと思います。



遅くとも翌々週には冬休みに入るか

と思いますので、実質、二学期は

終了です。



本当にお疲れ様でした。



うるさい嫌味ばかりを書いてきましたが、

最後の最後に、成績をもらってからの

最大級の嫌味をさせて頂きます。



この二学期、始まった頃、

勉強なんてする気ない、

テストなんか関係ない、

成績なんかどうでもいい、

進級・進学なんかどうでもいい、

なんて思って、学校に行き始めた方は

いなかったと思います。



ほとんどの方が、できれば、

うまくやれれば、あわよくば、

なんとかしてと、

期待・希望・願望・切望して、

二学期を迎えられたと思います。



そして、その「結果」が、

成績という形で出ます。



今後、皆さんの性格・生活、

意識・行動が変わらない限り、

この「期待・希望・願望・切望」

に対しての、「結果」は

学生時代の“二学期の成績”と

「同じ」となるでしょう。



夢であれば、趣味のことであれば、

好きなことであれば、といった

「たら」「れば」を言い始めたら、

むしろその傾向が、強くにじみ

出てくることでしょう。



少し壮大な言い草になりますが、

学生時代の“二学期”というのは、

人生においての

「追い込まれてくる」時間の、

時期の縮図だといえます。



具体的な年代で言えば、

二十代前半くらいまでが、

学生時代の「一学期~夏休み」

期間だと思って下さい。



早い方だと十代から、遅い方でも

二十代後半から、四十代ぐらいまで、

これが、学生時代の「二学期」となります。



四十代以降は「三学期」です。



何が言いたいかというと、

この二学期の過ごし方、

そしてそれによって出てくる

「結果」が人生の四十代までと

「同じ」ようになるということです。



具体的に統計をとったわけでは

ありませんが、ごくごく一部の

成功者を除いて、多くの方が、

この二学期の過ごし方のように、

四十代までを過ごし、

二学期の結果と同じように、

「評価」されることに

なるということです。



これはおそらく学生時代に

「変えられない」方は、

後々になっても、

「変わらない」でしょう。



一学期、つまり生まれてから

十代ぐらいまでは、

それほど差が無かったのが、

二学期、二十代前半から、

その差が明確になってきて、

三十代・四十代ともなると、

「格差」「差別」に感じる

くらいの「差」として

明確に出てくることでしょう。



学生時代の二学期の生活・過ごし方が、

その意識・その行動が、そのまま、

「続いて」いくことになり、

毎年「その結果」が出される

ことになります。



うるさい・ウザい説教に

感じるかもしれませんが、

そういう時間的にも、

成績という結果的にも

「追い込まれている」

「追い込まれてきている」

状況・状態においての

言動・態度・姿勢というものは、

長い人生において、必ず

「つきまとってくる」

その人の癖、性格、人生観と

なってしまいます。



「たかが」「ごとき」の

学校の勉強、テストで、

それですら「気付かない」

という方は、後々、「気付かずに」、

そう過ごしてしまいます

二十代・三十代を。



受験が迫ってきている、

そして進学・進路が

ほぼ決まる3年生は、

そういう感慨深い思いの片鱗を

痛感していると思いますが、

いかがでしょうか。



重い話のように感じられる

かもしれませんが、

そういったことを

「実験」「研究」できるのが、

できたのが、学生時代だった

ということです。



多くの大人達が、それを肌身に感じ、

自分の子供に、それを伝えようと、

必死になりますが、自分達もまた、

それに反発し、反抗し、

いやいや自分はそうならない、

自分は好きなことなら、

趣味のことなら、できると、

言った・思った・願った結果として、

今があることを、また実感・痛感

しているのです。



渡される二学期の結果は、

そういった後々のことも

示している、予想している、

予見している、「結果」だと思って、

重く捉えて下さい。



例え、たかだかごときの

学校の勉強、テストで、

一回二回悪い結果だったとしても、

このことをよく学び、そして

改善していく方法を学び、

言動・態度・姿勢を

変えることができる、

変えられるということを

知れれば、それこそが

社会に出て役に立つ勉強

となることでしょう。



そこまで考えての二学期だった、

そしてその結果だったと

言えるのであれば、

今回の結果うんぬんで、

自分を責めたり、反省したり、

悩んだりしたりする必要は

ありません。



ですが、出てきた結果に対しては、

学校の先生、親御さん、

他の大人達の誰よりも、

「自分」が厳しい目で見て、

自分を評価するようにして

おくことをオススメします。