宿題・課題はやってくるのが前提


ほとんどの私立校・中高一貫校で、

宿題・課題はやってくるのが前提で、

授業が進みます。



宿題は、“演習課題”と

なっているわけです。



やってこなければ、

やってこないだけ、

平常点を引かれるだけでなく、

テストで点数が取れないことに

なります。



いやいや、そんなことはない。

一学期はそうは言ってもテストで

点数が取れる。



そんなことを言う在校生も

いるかもしれませんが、

それは

「比較的点数の取れる、

 簡単な一学期中間テスト」

だからです。



私立校・中高一貫校では、

この一学期に、成績と

テストの点数で貯金を

作れないようでは、

進級・進学は非常に

危ういものとなります。



これは残念ながら、毎年

留年者・進学不合格者を

見てきた塾だから、そういった

データがあると言う事ができます。



ほとんどの方が、二学期以降に、

一学期で借金を作っての

状況・状態で塾に来ます。



そうして、一学期の反省を活かさず、

相変わらず宿題は出さない、

ノートは取らない、授業は寝る、

ふざけるで、その理由は、

「部活動」「学校行事」で

忙しいから、と胸を張って

言われます。



おそらく忙しいながらも

「自分なり」「自分的」に

“一学期よりは”頑張っているから、

「部活動」「学校行事」で

忙しいということも、

学校の先生が見てくれていて、

加味してくれて、同情してもらえて、

なんとかなると思ってのことなのでしょう。



結果は、全て無残な結果に

終わることが多いです。



何度でも言いますが、

進級・進学要綱がはっきりしている

私立校・中高一貫校において、

平常点、各定期テスト、各学期の成績は、

きちんと記録され、その「積み重ね」で、

最終的な判断が下されます。



一学期悪くても、二学期で

ボーナスチャンス、点数倍増チャンス、

三学期一発逆転サヨナラ満塁ホームラン、

なんていうことにはなりませんので、

勘違いしないで下さい。



この許される、同情されると

勘違いされる方の多くが、

いわゆる内部進学生に多く、

一発逆転でなんとかなると

勘違いされる方の多くが、

外部受験生に多い傾向にあります。



どちらも合わせ持つ

ギャンブラーのような方は、

残念ながら私立校・中高一貫校では、

うまくやっていけないでしょう。



まだ始まったばかりの

この4月に言われるのは

ウザイことだとは思いますが、

まだ結果の出ていない「今」だから、

強く言っております。



結果が出てからでは、

追い込まれてからでは、

私立校・中高一貫校で、

許される・同情されるのは、

一発逆転を狙うのは、

非常に難しいです。



それが、この4月に渡された、

あるいは言われたであろう、

進級・進学要綱の真の恐ろしさです。



新学年になって、GW前で

浮かれ気分かもしれませんが、

そろそろ気を引き締めておかないと、

一学期の時点で追い込まれることに

なってしまいます。



その“第二弾”となるのが、

GWの宿題です。



すでに春休みの宿題という

“第一弾”を落としてしまった方は、

この第二弾のGWの宿題、

そして第三弾となる中間テストを

落すわけにはいきません。



そんな危険性のあるGWの宿題を、

連休終わりまで溜め込んでおくと、

その後の中間テスト、期末テストと

導火線に火がついていくことになります。



多少おおげさのように

感じられるかもしれませんが、

在校生、特に進学が目前となった、

3年生は、耳に痛い話だったと思います。



3年生ともなれば、まさかこの一学期、

落としても別に大丈夫、学校生活

最後となる「二学期」、2回の定期テスト、

1回の成績で、進学を決めるなどという

暴挙を考えている。



・・・とは思えませんが、

もし、まだまだ2年生の感覚で

なんとかなると思っているのであれば、

そろそろ考えを改められることを

オススメします。



2年生、1年生は、

3年生のこの時期に、

そこまで頑張らなくても、

「普通に」やっていれば、

進学できるようになっておけるように、

できるように、今から意識を変えて

おくことを強くオススメします。