学年の“テスト”は終了


学年末テストを終えると

学年の“テスト”が終了となります。



毎回の“テスト”でも勘違いされている方が

いるかもしれませんが、ゲームのように

ステージクリア(テスト終了)=

もう二度とその知識・経験を使わない、

使わなくても構わないというわけでは

ないので、気をつけて下さい。



“その時”はできた、クリアした、

だから今後は関係ないと思っていると、

痛い目を見ることとなります。



もうすでに数学、英語において、

痛感されているかもしれません。



中学2年生、3年生、高校生になれば、

学年が上がれば上がるほど、

前の学年で習ったことは

当たり前のこととして、

その応用、その発展を

次の学年でやることとなります。



毎回毎回、新しいことを習っているようで、

実は同じことの繰り返しを

していることにも気付くと思います。



もちろん、全く新しい考えかたや

概念を習う教科もありますが、

基本的には、今までで習った

“知識”“知恵”“方法”を基に授業が

勉強が進められます。



私がよく、恥ずかしい、

バカバカしいと思っても、

わからないことがあれば、

それが前の学年で、中学校・小学校で

習ったことだろうと、その時に

習っていること、わかった

(と思って、ないがしろにした)ことを、

もう一度やり直したほうが、

良いと言っているのはこのためです。



今学年で行うテストは終了しました。



二度と同じテストは行われません。



テストの結果が良かった・悪かったは

一過性の結果に過ぎません。



今後問われるのは、今学年で習ったこと、

そして知識です。



時たま、ぶっきらぼうに、

たかだか学校のテストという表現をするのは、

こういうことが言えるからです。



知識や知恵がついているのであれば、

次の学年の結果・記録は大きく変える

ことができます。



そうして、1年間のツケを返せるのであれば、

最終的な総合成績で進学できることとなります。



それすら、したくないというのであれば、

受験で全て帳消しということもできます。



ただ、こういうぶっきらぼうなことを

言える、行えるのは、たまたま学校の

定期テストで、点数が取れないだけで、

授業で習ったこと、勉強したことが、

しっかり自分の知識として、血肉として、

あることが大前提です。



その知識がないのに、根拠のない自信で、

来年も、再来年も、次の学年、高校、大学と

なんとかなると思う方のほとんどが、

悲しい結末を迎えることとなります。



じゃあ、その知識を持っているという

自信、根拠とするものは何かと

言われた時の答えが、学校の

“定期テスト”だというわけです。



結局、堂々巡りの末、毎回の定期テストが

いかに大事かということとなります。



もう、今学年の範囲のテストは、

今後一切行われることはありません。



ですので、その結果に対して、

赤の他人である私があーだこーだ言うのは、

ただうるさいだけでしょう。



しかし、テストの結果以上に、

今後必要になってくる知識が足りない、

抜けている、ということは、自分の首を絞める、

さらなる結果を招くことを覚えておいて下さい。



テストの結果が悪いことが、

本当の意味で悪いわけではありません。



今後、問われるであろう、

必要となってくるであろう、

知識を覚えておかないことが、

習熟できていないことが、悪いです。



そして、そのツケは必ずやってきます。



皆さん、1年前、2年前、さらに

その前の学年の教科書・テストを

見返してみれば、こんなの簡単だよ、

できないほうがおかしい、と言いますが、

じゃあ、なぜ、今困っていることに

なっているのかをよく考えてみて下さい。



3月、4月は学年が変わる月です。



ゲームのように、学年が上がれば、

レベルアップしたから、前の学年で

習ったことは全て身についているかの

ような勘違いすることのないように、

引き締めて下さい。



そこで、学校の先生が

用意してくれている宿題を

うまく活用して、次の学年に上がる、

授業が始まるまでに、今の学年の知識を

身につけておくようにしておきましょう。



春休みの宿題を意味のないように

考える方もおりますが、

意味がないと思うのであれば、

意味を作れる人間になれるようにしたほうが

人生を楽しむことができると思います。



学年のテストは終了しましたが、

この学年で習ったこと、勉強したことは、

必ず次学年で、当たり前として

出てきますので、テストの結果に関わらず、

もう一度見直す、確認することを

オススメします。