通常授業で“わからない”を見える化する


先生にもよりますが、休み明けすぐに

猛スピードで授業を進め、早速宿題を

出すなんて先生は少ないと思います。



ゆっくりと、学校に、授業に、勉強に、

慣れる、思い出す、いわば準備期間の

授業だったと思います。



しかし、もう通常授業になっています。



多くの中高一貫校で、各教科の先生は、

今月末から来月頭の受験休みに、

対応するため授業を少し足早に

進めてくると思います。



もちろん、一学期、二学期と

その先生に教わってきたわけですから、

多少の足早授業でも、ついていけると

思いますが、一学期・二学期と

サボってきた方は、少しつらい

かもしれません。



要所要所でわからない箇所があっても、

授業は先に進んでしまい、質問をしようにも、

質問する箇所がわからない、何がわからないかが

わからないという状況になってしまう。



それがサボったツケを

背負った業ではありますが、

それが原因で、また授業を、

勉強を投げ出してしまうのでは、

せっかく新年明けて気持ち新たにしたのが

水の泡となります。



そこで、足早授業についていけない方、

ついていけなくなってしまう方は、

自分がわからない、疑問に思う、

とにかく先生が何を言っているか

わからないという箇所をひたすら

チェックしていってください。



数学や英語など、一学期・二学期の

積み重ねが必要な教科は、ほとんどに

チェックがつくかもしれませんが、

理科や社会、国語などは

逆に新しい単元で新しいことを

やっているので、そこまで

チェックがつくことはないと思います。



これで、自分がわからないところが

“見える化”できます。



見える化とは、まずは

“何が、どこが、どのくらい

 わからないかがわからない”を

わかることを目指すことにあります。



それがわかれば、後は友達に、先生に、

塾や家庭教師で、チェックをしてある

“わからない”ところを聞けばいいのです。



当然、授業は進みますので、

毎回毎回わからないところが

続出するかもしれませんが、

そこは今までのツケが回ってきたと、

地道にチェックをして、

地道にわかるように

していくしかありません。



これを地道に繰り返すと、一ヵ月後には

必ず追いつくことができます。



また、やっていけばわかると思いますが、

理科や社会、国語などは、新しい単元に

なっていれば、それほどわからないという箇所がない

(元々新しい考え方、新しく覚えること)ので、

今学期からきちんと授業を聞く、ノートを取る、

プリント・提出物・宿題を出すということをすれば、

すぐに結果が出ます。



わかりやすいのが、上記の

「わからないチェック」が

ほとんどないことに気付き、

テスト勉強の時の言い知れぬ不安、

今まで勉強してこなかったことへの

罪悪感・劣等感がなくなり、

自信をもってテストを

受けることができるはずです。



英語、数学においては

苦労するかもしれませんが、

他教科でわからないことが

少ないことに気付くと、

それほどプレッシャーや

不安を感じることはないと

思います。



ぜひ今の通常授業は、

自分のわからない箇所を

見える化させてみて下さい。



そうすれば、意外にも、

実はいろいろなことがわかる、

わかっていることに

気付くかもしれませんよ。



ぜひ試してみてください。