見たことがない問題がない状態にする


学校の定期テスト以外の

テストでも味わったと思いますが、

テストはどんなに完璧に勉強したつもりでも、

テスト中、見たことがないような問題・意味すら

全くわからない問題、まるで

初めてみたような問題が出ます。



特に数学などでは、はしにも棒にも引っかからず、

どうやって解けばいいのか?

どうすればいいのかわからずに、手間取った挙句に

間違えるということが、多々あります。



こういう問題が、範囲の広い期末テストでは増えます。



実際には、教科書・ノート・参考書に答えが

きちんと書いてあるはずです。



それを忘れたというのであればいいのですが、

最初から覚えようとしない、そこは出ないと

決め付けて、飛ばしてしまう。



そういう問題が出題されやすく、また、

その問題を落とすと、テスト中の精神的にも

不安を増幅させます。



「ど忘れしてしまった」と

「検討もつかない・全くわからない」とでは

大きな違いがあります。



ど忘れであれば、テスト中“思い出す”かもしれませんが、

検討もつかない・全くわからないというのは、

その問題を絶対“出来ない”ということが確定します。



こういう“検討もつかない・全くわからない”問題が

ない状態にすることで、解答率をあげると、

点数が目に見えて、上がります。



テストの点数の低い方の解答率が低いのは

この傾向があるからだと思います。



要するに、問題に対して

答えをど忘れしたというのではなく、

元々、その問題を“検討もつかない・

全くわからない・見たこともない”

問題なので、“答えを書くに書けない、

書きようがない”ということだと思います。



テストの範囲が広くなればなるほど、

解答欄の空白が目立つのが、

それを物語っていると思います。



これを防ぐには、徹底的に

「見たことがない単語・問題」

というものを無くす必要があります。



解けるか、覚えられるかは、まずは別として、

その単語を、問題を似たような単語でも、

問題でも構いませんが、“見たこと”があると

思えるようにしましょう。



そのために必要なのは、

教科書・参考書・ノートを

総ざらいで読む・見る・確認することです。



これは非常に効率が悪いようにも見えますが、

見たことがないような問題・意味すら

全くわからない問題、まるで初めて

みたような問題を少なくするには、

この方法以外に手がありません。



テスト中の限られた時間の中で、

天才的なセンスをもって、自己流で、

答えを導き出すことはほとんど不可能です。



ある程度のテスト勉強が済んでいる、

やっている方は、ぜひこの

「見たことがない問題がない状態」を

目指してみて下さい。



但し、全く勉強していない方は、

この方法を試さないで下さい。



先ほども書きましたが、

これは非常に効率の悪い勉強です。



ある程度の、重要な単語、問題を

きちんとやっている人でなければ、

逆に点数を落とす結果となりますので、

止めておきましょう。



また、これをやって

勉強した気になるくらいであれば、

先生が重要だよと言っている

単語・問題を完璧にするほうが、

よっぽど効果的な勉強となります。



なので、ある程度の勉強が進んだ方は、

ぜひ、この方法を試し、次回のテストは

解答率を上げるように頑張ってみてください。