『しなくてはならない』宿命


二学期の10月は毎週といって良いほど、

各学校で中間テスト、学校行事で

ごった返していると思います。



ご兄弟がいる方で、

通っている学校が異なれば、

毎週ドタバタ、テストなどあれば、

ピリピリとされているかと

思われます。



そうした状況下においても、宿題は、勉強は

『しなくてはならない』となるのが、

私立校・中高一貫校生の

宿命かもしれません。



学校での授業、勉強によって、

記録される定期テスト、成績によって、

進級・進学の合否が決まる

私立校・中高一貫校では、

通っている学校での進路、

未来・将来を切り開くためには、

社会に出て役に立たない(と思われる)

“たかだか”学校の勉強、テスト“ごとき”を、

規定の、一定の条件、基準をクリア

しなければなりません。



学校の勉強が一体何に役立つんだと、

真理の問いかけをする方がおりますが、

私立校・中高一貫校では、

その答えが簡単です。



通っている私立校・中高一貫校で、

進級・進学するのに役立ちます、

というより、進級・進学するのに

必要となります。



さらに、そこで好成績をおさめれば、

指定校推薦や特待生などの『優遇』を

受けることができます。



そういった『優遇』を受けるために、

学校の勉強は大変役立つことになります。



いつまでも進級・進学の不安や

葛藤を抱えるよりも、そういった

『優遇』を受けられるまでになれば、

学校生活はより楽しいものと

なることでしょう。



そのことから目を背けて、

別の、自分の、好きなこと、

やりたいこと“だけ”に、逃げている限り、

私立校・中高一貫校では、

進級・進学の審査からは

逃げられませんので、

気を付けて下さい。



最近はそういった危機感無く、

時間を過ごしてしまう方が

多くなってきておりますが、

今後、着々と進めている

実験、検証を推し進めてくる

ことが予想されます。



私立校・中高一貫校は、

その時に、結果・成果を、

さらには特色を出さなければ

なりませんので、それを加速的に、

革新的に行ってくることでしょう。



そうなった時、基礎学力の格差は、

公立の比ではないと思います。



今後、この勉強を

『しなくてはならない』宿命が、

より多く、大きくなっていった時、

ついていけない方は、なかなか出来ない、

時間がかかる方は、厳しい現実が

突き付けられ“続ける”ことに

なると思います。



いつ、どのタイミングで、

どうなったらという指標が無いために、

判断がつかないかもしれませんが、

決断が遅れた時のリスクに関しては、

よく考えられておくことをオススメします。



今後の進学、受験において、

その結果がわかっていくことに

なると思いますが、恩恵を受けれるか、

それとも犠牲者となるか、

なってみてからわかったで、

手遅れだったとならないことを

祈ります。