1学期中間テストの反省点


過去のことを振り返らない、前だけを見て、

希望に生きると格好の良いことを言う方も

おりますが、それで、毎回のテストが、

成績が向上しているのであれば、

構いません。



しかしながら、格好の良いこと“だけ”言って、

何も変わっていないのであれば、

きちんと過去と向き合って、

まずは、失敗したことを直して、

対応して、さらにより良いものを

求めて下さい。



今回の中間テストにおいて、

以下の点を確認してみて下さい。



1、勉強時間

2、勉強の質(演習数など)

3、収集した情報量

4、地力(普段の授業での受け方など)

5、本気度

6、結果

7、期待度



1、勉強時間


言わずもがなですが、勉強時間は足りましたか?


1教科2~3時間、合計十数時間で

テスト勉強終了としていませんでしたか。



2、勉強の質(演習数など)


演習した問題数、覚えた単語数、

読んだ・書いた回数はどれくらいですか?


数十問解いて、数回書いて・読んで、

●割程度覚えたからいいやと思って、

自分に嘘の自信をつけて、

テストに臨もうとしませんでしたか。



3、収集した情報量


テスト前、ノートは

全て書いてましたか?


プリントは全て揃ってましたか?


先生に質問しに行きましたか?


過去問やその他、集められる

情報を集めましたか?


面倒で後回しにして、

テスト前の勉強をそれらで済ませて、

テスト勉強をした気になっていませんでしたか。



4、地力(普段の授業での受け方など)


授業中、寝ないで聞いていましたか?


今まで(前学年まで)のツケは、

支払っていますか?


これら、コツコツと積み上げるしかない

地力に関しては、サボればサボるほど、

その格差が、そのまま点数・成績となります。


友達は頭がいい、要領がいいと嘆く前に、

コツコツと積み上げる努力、前の学年までに

わかっていない箇所は、恥ずかしいだろうが、

面倒だろうが、少しずつでもやるように

しましょう。


毎回のテストで感じていると思いますが、

授業中寝ていて、前の学年の勉強が

わかっていなくて、大丈夫だと思いますか。



5、本気度


テストの解答欄は全部埋まりましたか?


テストで本気じゃない生徒は少ないと思いますが、

皆さんが言う本気は、口だけの本気です。

仮に間違っていようと合っていようと、

テストの解答欄を全て埋める。

これがテストに対しての本気度MAXです。


テスト時間が足りなかったから・・・

できない・わからなかったから・・・

問題文・質問の意味がわかりづらかったから・・・


「・・・」の後を言わない方が多いので、

はっきり言わさせて頂きますが、

「・・・」の後には“諦めた”

という単語が入るはずです。


テストで諦めた箇所があるのに、

何をもって、テストで本気だった

というのでしょうか?


それは“テスト前までは

本気のつもりだった”であって、

本気の意味を履き違えています。


受験生なら、そんな言い訳しません、

本気でテストを受けるのであれば、

1点でも多く取ろうという姿勢を

もってテストに臨みます。


時間が足りない?


テスト時間は50分と

通知されているのですから、

その時間に合わせない自分が

“本気じゃない”証拠です。


できない・わからない?


テストで、そんな問題が出てくるのは、

今迄の経験でよくわかっているはずです。

そういう問題をどう対応するか、

最悪、丸暗記した答えを書く、

おおよそ合っていそうなことを

書くことができたにも関わらず、

書かなかった自分が“本気じゃない”証拠です。


問題文・質問の意味がわからない?


問題や質問の意味を読み解くことができないのは、

普段からそういう訓練をしてこなかったからです。

難解でも何回でも読む、読み解く、

それをテスト中にぶっつけ本番に

やるしかなかったのであれば、やるべきです。

そしてそれをしない・しなかったのは

自分が“本気じゃない”証拠です。



6、結果


自分の回答、回答数に対して、

正答数はいかがだったでしょうか?


5の本気度が低い方は、そもそも

高得点を取れる要素がないのですが、

解答欄をほとんど埋めたのに、

まるで点数がとれない方は、

“間違って覚えているだけ”です。


これは“覚えていない”方とは

雲泥の差と言えます。


しかし、悔しいことに、テストでは

“同じ扱い”を受けてしまいます。


正答するには、問題文・質問を

読み解き、ミスを無くすことです。


そうすれば、すぐに高得点を臨めます。



7、期待度


ケアレスミス、計算ミス、見間違え、

書き間違えはどれくらいありましたか?


6の結果に繋がる部分ではありますが、

こんなところでミスをしていた、

ここはわかっていたのに、

見間違え・書き間違えした。


これらも、また、テストでは

“覚えていない”“間違えた”方と

同じ扱いを受けます。


優しい先生なら部分点を

貰えるかもしれませんが、

そこで甘んじることなく、

ミスを無くす努力を心がけましょう。


恥ずかしい・簡単だから馬鹿馬鹿しいと

思うかもしれませんが、小学校・中学校の

問題集・ドリルを改めて解きなおす

という訓練をしてみて下さい。


ミスを偶然の産物と思っている限り、

ミスは無くなりません。


ミスは怠慢による必然の事象として、

その怠慢を無くす努力をして下さい。




前半部分に関しては、

普段書いていることでありますので、

もう耳タコかもしれませんが、

後半の、5、本気度、6、結果、

7、期待度に関しては、

読んでみて、よく考えて下さい。



本気でやったのに・・・

結果的には・・・

ミスさえ無ければ・・・



こんなことを毎回のテストで

思っているはずです。



次回に繋げるためにも、

一度自分の本気度、結果、期待度を

数値化してみて、その数値を

上げるようにしてみましょう。



本気度は、

自分が回答した問題数/テストの問題数、

結果は、

正答した問題数/自分が回答した問題数

期待度は、

単純ミスした問題数/自分が回答した問題数



当然、本気度が低くなれば、結果も低くなり、

期待度は数えるくらいとなってしまいます。



少し嫌味な書き方をしますが、

あなたの本気は、テスト中

諦めることが前提で、

テスト後に言い訳するのが、

あなたの本気ですか。



テストの解答用紙の欄に

空欄が一つでもあることが、

あなたの本気を表しています。



間違えることを怖れず、

格好悪いなんて考えず、

自分が覚えたことを書いて下さい。



全問正答するのは

難しいことかもしれませんが、

全問回答するのは、誰でもできることです。



まずはそこからやってみてください。