回答数と正答数を
確かめる


テストの見直しでは、

以前も書きましたが、

まず、返し渡された直後に

きちんと答えあわせ、点数計算をして、

採点結果が間違っていないか、

数点でも点数が上がるのではないかを

確認の上、その時間内に先生に

申し出るようにしてください。



たかだか数点くらいと思うかも

しれませんが、成績に反映されたときに、

その数点差で、評価が一段階下がることが

あります。



ぜひ粘ってみてください。



その後、全部のテストが返却されてから、

自分がどこをなぜ間違えたのか?

なぜ正解することができたのか?

を考えてみてください。



さらに問題数と回答数と正答数を

数えてみてください。



これを計算しておくと、今後の勉強に

大きな指標を持つことができます。



例えば、問題数が50問あって、

自分が書いた回答数が35問(空欄は15問)で、

その内、正解していたのが20問とします。

ここで1問2点と配点されるとして、

20問正解なので、40点となります。

仮に回答した35問が全部合っていた場合でも、

70点です。



この場合、回答数を上げることが、

次回のテストの点数アップにつながります。



回答数の35問(70点分)で

20問(40点分)の正答率なので、

回答数を45問にした場合、

相対的に正答数は約26問(52点分)に

なります、少なくとも赤点は回避できます。



次に、回答数が同じ35問で、

正解していたのが15問程度だった場合、

回答数を45問にしたとしても、

正答数は約19問(38点分)になり、

これでは赤点となります。


前者の場合、正答率がいいので、

あとは数多く回答できるようする必要があります。



後者の場合、正答率が悪いので、

数多く回答する前に正答率を上げる必要があります。



この分析を必ず行って下さい。



これをやらないで、

今回は勉強時間が足りなかったから、

勉強の仕方が悪かったからと

勝手に決め付けると、

本当の原因がわかっていないで、

また同じ過ちを繰り返します。



基本的に、正答率が高いのであれば、

「勉強の仕方」は問題なく、

「勉強時間」が足りないと言えます。



正答率が低い場合はまず勉強の仕方を

考えたほうがいいです。



プリントやノート、授業中先生が

言ったことがテストに出ているのに、

教科書や参考書を中心にした勉強を

していたりしませんか?

そういったことから疑って下さい。



回答数は勉強時間で

増やすことができますが、

正答数は勉強時間では

増やせないです。



いろいろな勉強法を試すのもいいのですが、

テストをよく見直してみて、本当に

「勉強の仕方」に問題があったのか

どうかを確かめて下さい。