一学期のテスト結果、成績を確認する


一学期は、忘れるわけがない

と言っていた、思っていたかと思いますが、

二学期中間テスト前になって、

果たして、覚えているか、覚えていての、

今のその言動、態度、姿勢なのかどうか。



「わかっていて」の行動、

言葉、態度、姿勢を取っているのかが、

大問題となりますので、まずは

「きちんと」わかって下さい、

知って下さい。



一学期期末テスト前にも書きましたが、

たった2週間経ったくらいでも、

一学期中間テストの結果を、すっきり忘れて、

過去のこととして、済ましてしまう方が

多かったと思います。



この二学期中間テストを受ける前、

テスト勉強をする前に、一学期の

テスト結果、成績を「確認」せずに、

ただ頑張る、ただやるを口にする方は、

おそらく、結果が振るわないでしょう。



目的意識、目標無く、

ただ頑張るは続きませんし、

仮に、サボったとしても、

中間テストだから、

別にいいやで済ますことでしょう。



一学期“も”そうやったがために、

中間、そして期末テストも、

点数を下げてきてしまってませんか。



二学期中間テストは、

今の学年の全ての定期テストの折り返し、

丁度半分を切る、テストとなります。



次が、次がなんて、

もう言っていられません。



二学期期末テストが

もう実質、この学年での、

進級・進学の最後のテストです。



義務教育中の中学1・2年生は、

自分には関係ない話だ、そうは言っても、

どんな状況・状態だろうと、

進級・進学できるとタカをくくっていると、

1年後、2年後の今頃、青ざめるような

状況・状態となります。



中学生になったら、必ず、

この二学期中間テストを受ける前に、

できれば、二学期中間テストに限らず、

定期テストを受ける前には

前のテスト結果、成績を見直して、

確認し直して、自分が何点取らなければ

ならないのか、どういう成績にして

おかなければならないのか、

『知った』上で、テスト勉強をして下さい。



やる気が出ない、本気になれないという方は、

それで、『やる気を出さざるおえない』

『本気にならざるおえない』のが

よくわかると思います。



付属校、中高一貫校の進級・進学を

主とした塾として数十年やってきた

結論として、昨今、特にひどいのが、

この「自分の置かれた状況・状態」を

“確認もせず”に、のほほんと、

『大丈夫』『余裕』、特に

「平常点を取れていると思うから、

(テストは)多少悪い点数取っても

 進級・進学できる」と、

タカをくくっている方が、まず間違いなく、

進級・進学不可となることです。



こういった方の『大丈夫』『余裕』と

言っている根拠が、“うまくいった”

先輩からのアドバイスや、友達との

“慰めあいの”噂話、あるいは先生が、学校が、

(頑張れば大丈夫と)言っていたというのを

「こういった時だけ、都合のよい解釈して」

信じるのが、ほとんどです。



さらに付け加えて、この傾向にある方は、

誰に何を言われても、うるさい説教・小言にしか

聞こえないため、「実際になってから」気付いて、

文句を言い始めることが多いです。



なる前ならまだしも、なってから、

つまり「決定」してから、

何をどうごねようと、

クレームしようと、拗ねようと、

決定が覆ることは、まずありえません。



記録化が進む昨今では、

もう不可能と言えるでしょう。



平常点、つまり先生の“温情点”神話を、

甘く考えている方がおりますが、

これも細かい記録の上で、

1点刻みどころか、

0.1点刻みくらいの感覚で、

付けられていると思って下さい。



そして、それを

「積み重ねているかどうか」しか

見ていないと思って下さい。



先生が、温情で、同情で、

その平常点を一気に+5点、

+10点してくれるなんてことは、

記録化が進んだ今はもう、ありえません。



そんなことをしたら、

「真面目にやっている方」が

“差別”されることになるからです。



学校の先生の気質・性格も、昨今は

「平常点=真面目にやっている人への加点、

 不真面目にやっている方への減点」と

考える方が増えてきておりますので、

「テストで悪い点数取っても、

 平常点でなんとかしてくれるだろう」と

考えている程度の方への制裁が

厳しいものになっています。



「テストで悪い点数取っても、

 平常点でなんとかしてくれるだろう」と

考えている程度と書きましたが、

本気でそう考えて、本気で平常点を

取りにいっている言動・態度・姿勢を

示す方が、非常に稀だから、

そう書いております。



授業中、一度として寝ることなく、

友達とふざけることなく、

ノート・宿題を完璧にして、

提出期日にきちんと出し、

授業中の平常テスト・小テストも

きちんと点をとって、わからないところは

先生にきちんと質問しに行ってと、

ここまでやって、平常点を

“本気で取りにいっている”と

いうことです。



“今まで”よりは、「ちょっと頑張った」、

一回二回はきちんとした“程度”の

平常点は、無いものと考えて下さい。



そもそもなのではありますが、

授業中寝ない、友達とふざけない、

ノートを書き、宿題を出す“ぐらい”は

『当たり前』のことですから、

これがやれていないのであれば、

平常点は無いものと考えなければ、

“成績”は取れません。



その上で、テストの点数も

問われるということです。



こううるさく言われて、はっとした方は、

もうわかったと思いますが、この二学期、

中間テストを受けるまでの期間、授業中、

学校生活、果たして、平常点がもらえていると

“言えます”でしょうか。



そうでなければ、この中間テストで

“何点”取らなければならないのでしょうか。



一部の先生、これは本当に

裏技のようなものではありますが、

部活動の顧問の先生が、

行っている教科に関しては、

確かに今でも“温情点”が存在します。



それは部活動で頑張っている姿を

その先生は見ているからです。



しかし、その先生の行っている

教科以外の教科の先生は、

「それを見ていません」。



見ているのは、普段の学校生活、

授業中の態度・姿勢、

そして「結果」としての、

ノート・宿題、授業中の

平常テスト・小テスト、

最後に『定期テスト』だけです。



この言葉が嘘かどうかが、よくわかるのが

『一学期のテスト結果』そして『成績』です。



よく見返してみれば、わかると思いますが、

そこに「温情点」「同情点」があったでしょうか。



中学1年生は、まだ、小学校時代の

「通知表」の感覚でいるから、

温情点・同情点、つまり、

次回は頑張りましょうという

期待をこめての追加点が存在することを、

信じてしまうのは仕方ないこと

かもしれませんが、そろそろ、

中学校以降の『成績表』に

慣れておくことをオススメします。



小学校時代の“学校の先生からの

報告・感想”の通知表と異なり、

中学校以降は、“記録された

平常点・テストの点数”を計上した

『評価』であることに、

早く気付かないと、特に付属校、

中高一貫校では、悲劇の始まり

となります。



うるさく書いてきましたが、

そろそろ二学期中間テストも近づき、

さて勉強“してやろうか”、

まぁ“適当に”流す程度にやってやろうか

という気持ちで、

「最悪、点数取れなくても

“次”があるし、“平常点”でなんとかなるし」

なんて考えていると、

悲劇の前兆となりますので、

その対策として書かせて頂きました。



一学期、そうやって、そう思って、

どうだったか。



そして、その一学期の結果から、

この二学期、どうしなければならないか、

どんな点数を、成績を取らなければ

ならないのか。



必ず確認して、進級・進学を

磐石のものとして下さい。