1学期はわからないところが無いから大丈夫?!


5月上旬までの授業において、

“今の所”“まだ”わからないところは無いと

思っていると思います。



ですので、

わからないところが無いから大丈夫と、

まだまだ余裕を見せれていると思います。



しかし、実際は、

わかった『つもり』になって、確認していない、

自分が『わかっていない、できない』という

“範囲・問題”を、『わかっていない』ということが、

そろそろ見え隠れしてきていませんか。



4月の教科書やノートを見返してみて下さい。



そして、GW・連休前に出された宿題を

もう一度解いてみて下さい。



ぱっと思い出せない、ぱっとできない問題は、

全て、自分が『わかっていない、できない』という

“範囲・問題”を、『わかっていない』ことの

兆候があると思って下さい。



それが増えていけばいくほど、

もう何をどうすればいいか

わからなくなっていきます。



2年生、3年生は

もう経験したことだからわかる、

あるいはもうすでに“そうなって”

しまったから諦めることになって

いるかもしれませんが、

それが続く限り、私立校・中高一貫校では、

「記録されていく成績」のことを、うるさく、

とやかく言われる、自分自身でも、

その数字に悩まされる、苦しめられることに

なることになります。



そして、『自己責任』の文字が

重くのしかかってくることでしょう。



周りの友達が『普通』にできている分、

『普通』に(点数・成績を)取れている分、

余計にその重荷は重くなっていき、

最終的には、周りの皆が、『進級・進学』を、

『普通に』していくなか、『自己責任』を

取らされて、一人別の道に歩む。



5月の段階で、何でこんなことまで

言われなきゃならないんだと

思うかもしれませんが、

学校生活での乱れや油断は

4月が発端になると思いますが、

『勉強』における、乱れや油断は

おそらく、GW・連休明けの

この時期でしょう。



なぜなら、“今の所”“まだ”

わからないところは無いと思うから。



確認もせずに、ただただ、今はまだ

授業の内容が、教科書の内容が、

“聞けば”わかる、“見れば”わかるから、

大丈夫と思っていると思います。



そうして、絶対的な『演習』をサボり始める。



私立校・中高一貫校では、

授業の進度が速いため、

『演習など』は、『宿題』で、

『家』で、『自らの意思』で、

やってきてもらうことに

なっていることが多いです。



そして、それをやってきたかどうかの

『平常点』はつけますが、それを『本当に』

“自分で”やってきたのか、身につけたのかを、

『小テスト』や『定期テスト』で

測ることになります。



演習が足りていなければ、

当然、点数が取れません。



先生は、そういうテストを

作っていますから。



とわかれば、いかがでしょうか。



今の自分は4月の頃よりも、

『演習』していますか、今回の

GW・連休中にやった宿題も、

『自力』できちんとやりましたか。



ここで下をうつむく、または

堂々と嘘をつく方は、『勉強』における

乱れや油断が、始まったと思います。



これからも、その行為、

言動・態度・姿勢を続けるとなると、

学校の成績以上に、中高時代に修学すべき

勉強・知識が抜け落ちたまま、学校を

追い出されるようになります。



そこから這い上がるとなると、

今以上の苦しみと不安が伴うことを、

予言しておきます。



3年生はこの一学期、あるいは二学期に、

そのことが決まった時から、

『受験』となった時を想定しておかないと、

さらなる不幸の始まりとなります。



昨今は、学校側もそうした事情を

配慮して、2年次、終了時点で、

このままでは、進級・進学が

あきらかに難しい方には、

非情な通告となりますが、

卒業はさせてあげるが、

進学はさせないという決定を下します。



GW・連休が終わったばかりで、

まだまだ休み感覚・余裕に

思っていたかもしれませんが、

もう一度気を引き締め直して、

今月を過ごすようにして下さい。



うるさい説教と思われるかもしれませんが、

これは、私立校・中高一貫校で、

『勉強』が遅れていく方の典型だと

思って下さい。



一学期からこの典型になってしまった方は、

二学期以降、『考え方』『生き方』を

180度変えるくらいの意識改革が

必要になってきますので、

気をつけておくことをオススメします。