冬休み明けのテストは実力で?


長い夏休み明けのテストもそうですが、

この短い冬休み明けのテストも、

『NO勉』で、その時の『実力』を

測るテストではありません。



各学校、各教科の先生で

評価はまちまちですが、

定期テスト1回分に値する、

あるいは、平常点の

1/4~1/3に相当する

ものだとすれば、その重要度が

わかってくると思います。



最近はお子さん任せの

親御さんも増えてきて、

お子さんが言われるがままに、

この休み明けのテストを

「その時の実力・学力を

 測るテスト」で、

成績に何ら関係してこない

という認識の方もおりますが、

普通の学校でもそうですが、

『何も関係してこない』テストなど、

行うことはまずありません。



少なからず平常点などの

加点・減点対象となっています。



にも関わらず、宿題に追われてしまって、

テスト勉強にまで手が届かない、

それどこか、元々手をつける気がない、

宿題をやる作業で終わらせるつもりの方が

非常に多いです。



だからやらないのが悪い

という説教するつもりはありません。



むしろ、その逆、『皆がその認識』で、

点数を落としてくるテストだからこそ、

『チャンスがあるテスト』と提案します。



休み明けのテストは

点数を落す方が多いです、

いえ、「落としてもいい」

「どうでもいい」と

考えている方が多いです。



それは冒頭に書いたように、

『NO勉』で、その時の

『実力』を測るテストと

勘違いしているからなのでしょうが、

その勘違いしている方が

多ければ多いほど、

点数を、成績を“効率良く”

“楽に”取るチャンスだといえます。



実際に休み明けのテストは、

定期テスト1回分に値する、

あるいは、平常点の1/4~1/3に

相当するものとしては、

「簡単なテスト」「楽なテスト」です。



ただし、“復習を徹底して

やっていれば”、“宿題の問題を

繰り返し解いていれば”です。



加えるなら、過去の

定期テストの問題・解答を

暗記するくらい復習していれば、

もう完璧に高得点が取れるテストです。



そうして稼いだ点数は、

学年末テストを助ける

大きな光となります。



また、その逆に、

勘違いをこじらせて、

ふざけた点数を取った場合、

この時点で進級・進学

できないことが決定します。



しかし、学校・先生は、

この確認テストの段階で、

進級・進学の詳細な計算を

してこないので、

学年末テストまで

「飼い殺し」し、

最後の最後で通告する

ことになります。



長年、そういった

進級・進学の計算や傾向を

見てきた古参の先生なら、

もう大体のところで、

進級・進学できない見当は

ついていることでしょうが、

最後まで、『黙って見守って』

くれます。



個人的には、それは

見守ってくれる『優しさ』

というよりも、

何も言ってくれない『厳しさ』

でもあると思いますが、

昨今は前者を望まれる

親御さんが多いためか、

見守るどころか、見放す、

野放図にするくらい、

『何も言ってくれなく』

なっています。



そうなると、生徒さん本人の

『自己責任』もさることながら、

その私立校・中高一貫校に

入学させた親御さんも

『自己責任』を厳しく重たく

追及されることになります。



学校は、先生は

こう言う事はないでしょうが、

その態度・姿勢は、

こう物語ることになります。



お子さん、親御さん、揃って、

そのように(進級・進学できない道を)

「選択し」、結果を残してきたのでしょう。

残念ですが、その責任を取ってもらいます。



すでに二学期期末テスト後の面談で

その傾向が見え隠れしてきた場合、

学年末テスト後の面談はより強く、

より厳しくその態度・姿勢が、

見えてくることになります。



さらに、学年が上がれば上がるほどに、

呆れられ、見放されることになります。



壮大な脱線話になってしまいましたが、

二学期期末テスト以降は、

受けるテストはもちろんのこと、

授業の一つ一つが、その一時間一分が、

皆さんの進路・人生を分ける岐路に

立たされていると思って下さい。



何を大げさなと思うかもしれませんが、

『本当に』岐路に立たされている方ほど、

これを真剣に考えずに、この期に及んで、

その日その日を、気分と機嫌で、

好き勝手に過ごして、運命の道を

分けることになります。



三学期は、二学期までの記録が

積み重なった上での学期です。



気を抜いた瞬間に、あっという間に

転げ落ちることになりますので、

注意して下さい。