無言で『記録』されていくペナルティ


進学・進級して一ヵ月、5月にもなると、

学校の先生も、うるさく言わなくなってきて、

ついうっかり『忘れる』、あるいは

『自分の都合の良いように考え始める』ので、

うるさく書かせて頂きます。



昨今の学校では、特定の個人に対して、

あまり口うるさく言う・注意すると、

パワハラ、差別と言われかねないからか、

先生の対応は、無言で厳しいものと

なってきていると思います。



つまり、4月の始業の段階で、

一度、皆さん全員に言った、

あるいは、プリントなどを渡した、

この『事実』をもとに、

いかなる理由があろうとも、

「やってこない方がわるい」という、

絶対的な仕組みができています。



そうして、最終的に、積み重ねた

『記録』をもとに、ばっさりと

あっさりと、成績を無情につけられる

ということになっています。



教育上、どちらが正しい間違い、

良い悪いを議論するつもりは

ありませんが、そうなっている、

あるいはその傾向がある以上は、

学校の先生の対応・姿勢に、

対応していかなければ、

成績が上がることはありえません。



4月も過ぎ、5月GW明けからは、

宿題未提出でも、学校の先生は

『何も』言ってこないことが

あります。



また、提出遅れに関しても、

受け取らない、あるいは

減点するとなってきていると

思います。



私個人的には、たった一回、

ついうっかりのミスは、

人間、誰でもあることなのだからと

思ってしまいますが、“それ”を許すとなると、

じゃあ何回までは、どういった事情があれば

となってしまうのでしょう。



今後は、失敗に対するペナルティは

厳しいものとなる、あるいは

許されなくなると思って下さい。



なぜなら、

『事前に言っていること』であり、

『追及するように言うことは

 パワハラ・差別』となってしまうから、

『結果』のみを重視するように

なってくるためです。



これが、社会全体で、

その傾向になっていくのかと

懸念しております。



学校の宿題“ごとき”で、

何を大げさなと思われる

かもしれませんが、その“ごとき”が、

成績を決め、進級・進学に大きく

関わってくる、そしてその先の、

進路・将来・未来に関わるとなれば、

笑って済ませられることではない

と思います。



昨今は、その“ごとき”の扱いが

変わってきています。



そして、さらに、

勉強ができる・できない以上に、

この宿題をやる・やらないの差が

極端になっています。



残念ながら、勉強ができない方、

テスト・成績が取れない方ほど、

宿題をサボることが多いです。



やらないから、できないのかもしれませんが、

昔の生徒は、できないならできないなり、

やれること、つまり宿題提出、

授業点・平常点を“稼ぐ”ことは、

きっちりとやっておりました。



確かなデータがあるわけではありませんが、

昨今進級・進学できない方の多くが、

勉強・テストができるできない、

テストで点数が取れる・取れない以上に、

『宿題をやってこない』、

『授業中の態度・姿勢』に

問題があるため、結果として

『成績』を落として、留年・進学不可

となってしまう傾向が強いです。



宿題が、授業中の態度が、

“そこまで大事”だったとは

言われてなかった、知らなかった、

わからなかったと、気付いた時には、

『記録』されておりますので、

後から何を言っても無駄となります。



言われていないことはありません、

必ず“一度”は言われているはずです。

昔と違うのは、『言われ続ける』ことが

ないだけです。



それでも“一度も”言われてないと

断言できるのであれば、今度は

『聞きにいかなかった・質問しなかった』方が

悪いとなります。



冒頭にも書きましたが、

今は特定の個人に対して、

あまり口うるさく言う、

注意するということが

少なくなってきています。



そして、積もり積もった『記録』をもとに、

ペナルティ、つまり成績、あるいは

進級・進学において、「不合格」を

言い渡すということになります。



このGW明けぐらいから、先生も、

もううるさく言ってこないでしょう。



授業中の態度・姿勢に対しても、

言ってこないかもしれません。



その『厳しさ』を、安易に考えて、

自分の都合の良い解釈をして、

失敗することのないようにして下さい。



昨今の積み重ねた記録・結果に対する、

評価・審査は厳しくなってきておりますので、

甘い見積もりをしていると、

手痛いしっぺ返しとなりますので

気をつけて下さい。