二学期中間テスト後の『肩たたき』を防ぐ


私立校・中高一貫校の中には、

もう二学期中間テストで、『肩たたき』

される方もいるかと思われますが、

そうして進級・進学出来ないことが決まった方は、

ある意味、『進路』そのものが、

学業の道から外れていく可能性が

高くなると思います。



年5~6回ある定期テストの内の、

3・4回目にあたる二学期中間テストにおいて、

一学期からの合計で、50点未満となると、

もう残りの二学期期末テスト、学年末テストで、

百点満点を取っても、合計の数字上、

合格、単位認定をすることが難しいと

判断されると思われます。



仮に追試や補習で、学年を押し上げても、

結局、翌年に同じ問題を抱える可能性が高い

と判断されれば、ここで、別の進路を考えて

もらうほうが、その後の対応も早く出来ると

学校・先生側も判断されると思います。



そこまで追い込まれている方は、

もうこの二学期中間テストにおいて、

少なくとも、一学期の借金分を返した点数を

取らなければなりません。



教育業界では、よく、偏差値●●から合格という

宣伝文句がありますが、これは受験勉強という

長いスパンで集中して勉強して、かつ、

一発試験、言い方が悪いですが、

ギャンブル、おみくじのようなもので、

当たるも八卦当たらぬも八卦で、

当たった方を『例』に挙げたものとなります。



受験勉強に比べれば、比較的楽な、

“たかだか”学校の勉強、定期テスト“ごとき”ですが、

一学期までの合計点が40点、ここから

進級・進学するには、単純なテストの素点に加えて、

『今までの成績』、さらには今現状の『平常点』も

関わることになり、複雑な点数計算の上に、

今後の展望まで、学校・先生側の

裁量に任されることになりますので、

進級・進学会議は難しいものになります。



しかし、2020年度の教育改革に合わせて、

厳しくなった私立校・中高一貫校においては、

その結果を格差的にすることによって、

これを簡略化してくると思われます。



つまり、言い方が悪いですが、

もう『救いようがない』ほどの

点数、成績となって、記録を

積み重ねてしまった方に、

『止め』を刺しやすくなったと

思います。



二学期中間テスト後に、

呼び出し・面談となった際には、

今までの記録の『証拠品』が集められ、

目の前で説明され、進級・進学の

『一切の可能性が無い』ことを

“証明”されることになると

思われます。



皮肉なことに、数字上そこまで

追い込まれている方ほど、

大丈夫、なんとかなる、一学期よりは

ちょっと頑張る程度に考えて、

この二学期中間テストに

臨まれることが多いです。



夏休みを経て、一学期の面談の時に

言われたことを、すっきりすっかり

忘れてしまっているかもしれませんが、

次の『二学期中間テスト』において、

進級・進学の合否が、決定する

かもしれないということを、

危機感をもって、テストに臨むよう、

事前の準備、テスト勉強を、

早くにしておくことをオススメします。