学年で最も点数の取りやすいテスト


私立校・中高一貫校に限らず、学年に限らず、

この『一学期中間テスト』は、今学年で

『最も点数の取りやすいテスト』になります。



そして、さらに、一年生に限って言えば、

中学時代・高校時代を振り返ってみて、

全ての学年においても、

『最も点数の取りやすい』テスト

となるでしょう。



そのことを知るのは、わかるのは、

今学年の最後や、学校を進学・卒業する時です。



もっとも、初めて習う先生で、

テストの傾向や癖などがわからないので、

なかなか点数が取れないという方も

いるかもしれませんが、そういうことを

含めても、『最も点数の取りやすいテスト』

になっていると言えると思います。



よほどひねくれた先生でない限り、

この事実は絶対のものだと思います。



そうして皆さん、その

『最も点数の取りやすいテスト』を、

『そこまで勉強しなくても』

点数がとれるテストと勘違いして、

二学期以降に苦しむ・悩むことに

なります。



決め付けで言わしてもらいますが、

このテスト以降、“点数が取れる”ことは

ありません、特に高校生は。



極端に言えば、このテスト以上の点数を

取ることは無いでしょう。



もっとも、数点、十数点、

30~40点台の点数を取ってしまい、

それを二学期以降50~60点台、

70点台を取るということは

あるかもしれませんが。



しかし、“百点満点”を取れる

チャンスがあるテストは、これ限りです。



元々、そういった高得点・好成績を

収め続けている方を除いては。



このくらい大げさに書けば、

意識してもらえるでしょうか。



多くの私立校・中高一貫校の

生徒を見てきましたが、

進級・進学できない方のほとんどが、

この一学期のテストの点数・成績が、

足を引っ張り、早ければこの一学期で

進級・進学できないことが決定します。



さらに、その危機を乗り越えても、

二学期に挽回できずに、中間テストの時点で、

あるいは本当に、最悪なことではありますが、

二学期期末テスト、つまり、

『受験まで残り1・2ヶ月』という状況・状態で、

進級・進学できないことが決まります。



逆にこの一学期に点数・成績を取れている方は、

忙しくなってくる二学期の、中間テストを、

あるいは期末テストを多少落としても、

余裕で進級・進学できます。



これが記録化の悲劇と恩恵でもありますが、

ほとんどの方が悲劇になる可能性を

抱えたまま、二学期に突入します。



勉強に、進級・進学に、“本当に”、

『効率』を求めるというのであれば、

どちらのほうが、『効率が良い』ように

見えますか。



よく考えてみて下さい。



『記録される』点数・成績が、

進級・進学の合否に関わる

私立校・中高一貫校では、

効率良く出来る方のほとんどが、

早ければ一学期の時点で、

遅くとも二学期中間テストを

終えた時点で、残りのテストを

仮に0点を取っても、進級・進学できる

状況・状態にしています。



さすがにテストすら受けない、あるいは

わざと0点を取るようなマネはしないと

思いますが、極端な話、そこまでしても、

進級・進学できるだけの点数・成績を

取っていることだって、できます。



それが、私立校・中高一貫校の

進級・進学のシステム、つまり

基準点を満たすこと、

進級・進学の条件ということです。



そこまでを知って、理解した上で、

この一学期の成績、中間・期末テスト、

『ソコソコ』の点数で満足ですか、

貯金はいりませんか。



そこまで頑張りきれませんか、

やる気が出ない、なれないですか。



であれば、二学期以降の苦しみや悩みを

甘んじて受けて下さい。



後々になって、やっぱ無し、

あの時はそう思ったけど、

今は違う、許してくれ。



ということは、できませんので

気をつけて下さい。



一度記録されてしまった点数・成績は、

変えることはもちろんのこと、

覆すことなど不可能ですので。



そういったことまで考えられれば、

この『一学期中間テスト』、

『最も点数の取りやすいテスト』を

どうするか、どうしたいのか、

どうなっておきたいのか、

思い描けることでしょう。



後は、その理想に向けて、

どのくらいやるかがかかっています。



今年一番死ぬほど頑張ったと言える位、

徹底してやることをオススメします。