勉強できない日を決める


聞いた話でありますが、中日ドラゴンズの

元監督の落合監督が、シーズンの試合において、

“負ける日”を決めていたという話があります。



それは、“最終的に”「優勝するため」に、

やったことということでありますが、

私はこの“やり方”は勉強、特に“定期テスト”の

テスト前にも使えるのではないだろうかと思い、

書かせて頂きました。



常日頃、私は勉強は計画計画と書いておりますが、

それは主に「勉強する時間」を決めることを

指しております。



しかしながら、落合監督のやり方で、

「最終的にテストで点数を取れれば良い」

という考えに当てはめれば、

“逆に”「勉強できない日」を決めるほうが、

効率良く、勉強できるのかもしれません。



もちろん、じゃあ毎日勉強しなくていいやと、

短絡的に結論を出すのはNGです。



私が提案したいのは、勉強をし続けるということが、

精神的に、肉体的につらいというのであれば、

“テスト前”でも「勉強できない・しない日」を

設定するというのが、人によって効果的・効率的

かもしれないということです。



「勉強できない・しない日」を決めるということは、

するべきこと、しなくてはならないことを、

“その日”以外において、設定・計画しなくては

なりません。



こういった方法で、テスト勉強をする方法が

あっても良いと私は思います。



それが、その人に合う勉強法、テストで点数を、

成績を取る方法となるのであればです。



こう書いて、困る捉え方をされるのが、

じゃあ、“毎日勉強できない・しない日”と

設定・計画される方です。



私が提案している・考えているのは、あくまでも、

「勉強できない・しない日」が一週間に1日、

ないしは2日あっても良いのではということです。



言葉遊び、揚げ足取りをしない下さい。



落合監督も、あくまでも最終的に「優勝」を

考えての計画であって、毎回の試合に負けて

良いなどとは思っていないはずです。



勝つべき時に勝つために、「事前に」負けておく、

というのも手の一つということです。



学生の「勝つべき時」「決戦の時」は何でしょうか?



中高一貫校生にとって、それは「定期テスト」であり、

「成績」であり、「進級・進学」ではないでしょうか?

受験生なら、「入試テスト」でしょう。



それをよく考えてみて、「勉強できない日」を

決めてみるのも、効果的・効率的な

勉強法になると思います。