“来年”は何年生?


毎年書いてきていることではありますが、

今の学年で、年をまたいだ一月には、

このことを考えなければなりません。



『“来年”は何年生になるのか』



1年生は、2年生に、2年生は3年生に、

3年生は高校生、大学生に、

“なる”わけではありません。



学校は、4月を境に学年が切り替わるため、

錯覚しやすいのですが、“今”1年生の方は、

“来年”は3年生になります。



“今”2年生の方は、“来年”は

高校生、大学生になります。



次学年になるのは“今年”です。



高校への内部進学が決定した

中学3年生で、のほほんと

されている方は気をつけて下さい。



“来年”は高校2年生になることになります。



最終的に大学受験がある学校で、

上位大学を目指すとなると、

“来年”から受験勉強が始まることになります。



大学まで付属校として進学となると、

“来年”の終わりには、進学のための

審査(成績)の半分が終わり、

ある意味ほぼほぼ進学の可否が

決定付けられます



この時期は、

今の学年が楽しくて、

次の学年になっても、

“あまり”変わらないと

タカをくくって、“来年”になって

さらに次学年になった時に、

気付きます、いえ、気付かされます。



今思えば・・・学生時代、

あっという間だった、

あの時やっておけば、

授業を聞いていれば、

点数を稼いでおけば、

成績をとっていれば・・・。



1年生は“来年”そう『思わない』ように、

2年生は“来年”そう『ならない』ように、

3年生は“来年”そう『しない』ように、

今から頑張り始めること、準備し始める

ことをオススメします。



中高一貫校では、途中受験がない分、

6年間を通して、こういう先々のことに

意識を向けていかないと、

どんどん取り残されることとなります。



取り残されるだけならいいのですが、

途中で強制退場となることになってしまうと、

せっかくの中高一貫校での習ったこと、

学んだことが活かせずに、また新しい

やり方を模索していくことになります。



遠回りの道が悪いとはいいませんが、

効率や効果を求めて、“楽”しようと

思っている方ほど、この遠回りの道を

強制されていくことは、私は悲劇だと思います。



それを自分の望んだ道、

決意した道だとした方でも、

なかなか難しい道、険しい道、

嫌になる道、逃げたくなる道にも関わらず、

望まずに強制されるのは

さらに過酷な道だと感じると思います。



そうなった時にそれでも“頑張れ”と

言われるのは、最も嫌味に聞こえませんか。



話が少し壮大になってしまいましたが、

そういった悲劇を、私のような

うるさい人の戯言・妄想だったと、

笑い飛ばせるように、頑張ってみて下さい。



極端な言い回しをしたのは、

そういう悲劇を“想定”した上で、

今の自分、そして“来年”の自分が

どうなりたいのか、どうなっていたいのか、

そのためにどうするか、考えてもらうためです。



“普通に”やって、“普通に”点数をとって、

“普通に”成績をとっているのであれば、



私の言っている事は、

ほとんどお笑いの世界です。



「ありえないバカなこと」です。



“来年”そういって、お笑い草に

出来ることを祈ります。