絶対に落せない一学期中間テスト


あまり追い込むつもりはありませんが、

昨今の文武両道の推し進めを考えると、

この書き方をしなければ、

『覚悟』してもらえないかと思います。



この一学期中間テストは、

絶対に落せません。



というよりも、落とした、それも

十数点、数点などの点数を取った場合、

それはもう、部活動や趣味などと

学校の勉強を『両立』することが

できない・不可能ということを

示唆しています。



そのまま、学校生活を

続けるつもりであれば、

進級・進学ができなくなった場合の

『覚悟』と『対応』を考えて

おかなければなりません。



昔は生徒自身がそういった危機感を

持っていましたが、最近は

親御さんも含めて、最後の最後まで、

奇跡・理想を信じて、進級・進学

できなくなってから、

『学校が信じられない』とまでの

批判をするくらいになっている

ように思えます。



学校側は『生徒・親御』さんの

ご要望どおり、決して、

否定的なことを言わない、

可能性を否定しない

というスタンスを守っただけです。



進級・進学要綱の『計算上』、

次の定期テストで百点満点を取り、

平常点が満点であれば、進級・進学

できるということである限り、

学校・先生は『次、頑張れば』

『進級・進学できます』と断言します。



それは嘘偽り無く、『事実』です。



ただし、『現実』に伴っているか

どうかは別として。



その現実を考えるのが、

生徒自身・親御さん自身であることを、

自覚していないご家庭が“極端”に

なってきているように思えます。



私立校・中高一貫校では、

『積み重なって』いく、

『記録』されていく『点数・成績』が

進級・進学の条件となっています。



ですから、最後の最後まで

信じるのではなく、

最初の最初での判断が、

その後の運命を大きく

変えることになります。



その後はどのタイミングで、

生徒自身が気付くのか、

あるいは親御さんが、

介入するのかの話になります。



今学年という意味でも、

この一学期中間テストは

最初の最初のテストであり、

『今後』の判断基準となる

テストとも言えるでしょう。



この中間テストを落としたから、

危ない、やらなきゃ、どうにかしなきゃ

と思っても、4~5週間後にある

期末テストの間、テスト休みとして

1週間休み、部活動の試合・練習関係で、

実質1・2週間、勉強を休みで、

テスト1週間前になって、

部活動が休みになって、

『中間テストの時』“より”は頑張って、

やっと平均点・基準点・合格点、

あるいは中間テストと同じくらい、

それ以下となって、結局、この一学期の

『点数・成績』を落としてしまう。



こうなったら、部活動はもう諦めるか、

進級・進学を諦めるかの

天秤にかけられたと思って下さい。



この一学期に習うことは、

今学年でも最も簡単で、

最も基礎となる部分が多く、

さらに『進度が速い』

私立校・中高一貫校ではありますが、

この一学期は、先生達もまだ

『肩慣らし』状態ですから、

二学期以降は、どんどん速く

なっていき、授業に置いていかれる、

宿題を出せないということに

なっていきます。



こんな最悪な予言通りに、

なってしまうかどうかが、

この一学期中間テストで、

占えます。



多くの私立校・中高一貫校生を

見てきたからこそ、

言えることではありますが、

この最初のつまずきを、

取り戻そうとするとなると、

生活そのものを変えるくらいの、

覚悟・意識を持てないと、

まず『取り戻す』のは難しいでしょう。



それは点数や成績以上に、

落としてしまった(理解しなかった)知識が、

肝の部分となっており、その知識を持たずに、

上に上がれば上がるほど、授業中、

先生の言っていることは意味不明、

宿題はわからず、さらには

テスト勉強をどうすればいいかも

わからずに、テストの点数は

どんどん落ちていき、

成績は最悪になっていく。



部活動や趣味で楽しく

忙しいのかもしれませんが、

この一学期、主要5教科において、

一つでも最低成績『1』を取った場合は、

もう進級・進学にかげりが出てきたと

思って下さい。



厳しい学校ではこの時点で、

進級・進学不可が決定することも

あるでしょう。



最近は、一学期に主要5教科

オール『1』『不合格』にも関わらず、

二学期も部活動部活動で、

成績が上がるわけもなく、

進級・進学できずに去っていく方は、

典型となってきているようにも

思えます。



こういった『可能性』も

あることが出てくるのが、

この一学期、一学期中間テストです。



おそらく皆さん『期末テスト』は

頑張ることでしょう。



しかし、中間テストに落とした点数が、

そのまま成績に反映され、普通であれば

『3』のところを『2』にされてしまったり、

『4』を取れていたものを『3』で

落ち着いてしまう。



そんなことになります。



最悪な予言通りになるかどうかは別として、

そんな『不幸』なことに、何もこの一学期から、

味わう必要はないでしょう。



2・3年生はわかっていることだとは思いますが、

その『不幸』が後々、特に二学期に、

どれほど苦しめることになるか。



1年生は、まだわからない

ことかもしれませんが、

できるだけ、危機感を持って、

挑むようにしてみてください。



この一学期中間テストは、

絶対に落とすことが出来ません。



落とした時には、全ての生活を、

学校の勉強に捧げるつもりの

覚悟でいないと、『ソコソコ』の

点数で満足することになります。



『落さない』というのは、

『取れるはずの点数をも“落さない”』です。



もう一度意識と覚悟を高め、

頑張ってみて下さい。