忘れない予防法


授業の復習に関して、毎日家に帰り、

今日やった箇所の教科書・参考書を読む、

ノートを書き写すなど、いろいろな勉強が

あると思いますが、一番簡単な方法を

お教えします。



それは今日受けた

1限から5・6限までの

授業を思い返すことです。



これは以前、テスト前に

病気になった時の

勉強法としても話しましたが、

普段の勉強にもおおいに役立ちます。



なによりこの勉強は

教科書も参考書も

鉛筆もノートも必要ありません。



しかしこれは意外に

皆さんやっていない

盲点の勉強法です。



授業内容どころか、

今日1限から5・6限までの

受けた科目すら忘れてる方も

おります。



この思い返すという行為を

日々しなければ、どんどん

忘れていくことになります。



これは社会に出ても同じです。



今日自分が何をどうしたかが

わかっていないと、

明日自分が何をどうするのかを

わからずに生きることになります。



今日やったこと、

今自分が置かれている

状況を把握すること、

明日自分がやること。



この三つをしっかり

認識できる人になれれば、

例え学校の成績が悪くとも

社会で通用する人間となると

私は思います。



実に簡単な・単純なことですが、

ほとんどの方がなかなか

毎日できていない、

できないというのが、

現状です。



今日やった授業内容を鮮明に、

それこそ動画のように思い返すことが

できるようになれば、テストの問題など

スラスラ解けるようになると思います。



そこまで目指さなくてもいいのですが、


今日何の教科をやったのか?


各教科の授業で教科書を使ったのか?


参考書を使ったのか?


範囲はどこからどこまでをやったのか?


何ページから何ページをやったのか?


先生は黒板に何を書いたのか?


それはどんな内容だったのか?


先生が何を言っていたのか?


宿題は出されたのか?


などの要点は思い返してみて下さい。



そしてこの思い返すという行為に

慣れてくると、逆に“思い返す時に

覚えておかなければならない”

要点がわかってくると思います。



それがわかると授業でも、

ここは覚えておこう、

ここは大事だなというのが

自然とわかるようになります。



これは毎日行わなければなりません。



一週間分をまとめてというのは

不可能だと思います。



地道にコツコツと続けると

効果絶大となる勉強法です。



それほど時間もかからず、

場所も選ばず、道具も必要ないので、

帰宅途中の電車の中、お風呂に入って

湯船につかっている間、寝る10分前など、

ちょっとした時にやってみてください。



授業内容を思い返す、

たったその数分~十数分のことを

毎日続けていると、おそらく

2週間ぐらいで効果が

出てくると思います。



2週間前、どの教科で、

教科書のこの辺をやっていた、

先生がこんなことを書いていた、

言っていたと覚えていると思います。



これだけでも、大きな違いと

なってきます。



おそらくちょっと勉強ができる、

記憶力がいいと言われる、

思われる方々はこういった

思い返すことを自然と毎日

やっているのだと思います。



これは“物事を忘れる”予防に

なっているからです。



勉強も同じです。



覚えることにやっきになって、

忘れることに関して予防しなければ、

効率の悪い勉強になってしまいます。



私は脳科学の専門家ではないので

推測でものを言いますが、

人間の脳に差はあまりないと思います。



要は覚え方と忘れない予防の仕方が

うまいか下手かの問題で、

覚え方には個人差があると思いますが、

忘れない予防に関しては、

訓練次第でどうとでもなるはずです。



自分は物覚えが悪い、

忘れ物が多いという方ほど、

この勉強法をやって頂きたいと

思います。



ぜひ試してみてください。