当たり前の『土台』


仕事をされている親御さん、

ご家庭の方は、事後の処理と整理、

事前の対応と計画、仕事をしながら、

経験を重ねながら、出来るように

なったものかもしれませんが、

いかがでしょうか、学生時代にも、

出来ていれば、もっと短時間で、

効率良く、出来ていた、その上、

ご褒美となる『時間』は、

もっと多く出来たと

思いませんでしょうか。



今は、無限の可能性を秘めた

子供達に、あれもこれもどれもと

期待する、応援することが

良い教育という風潮がありますが、

実は、こうした地味で、

当たり前のことが、当たり前に

出来るようになることのほうが、

あれもこれもどれもと

出来るようになる『土台』が

できると言えます。



その『土台』が無いのに、

あれもこれもどれもと

詰め込み、積上げ、崩壊していく

子供達を、何人も見てきました。



期待すること、

応援すること自体が

悪いとは言いませんが、

その前にやるべきこと、

将来・未来に、当たり前のように

出来るようになってもらいたいことを、

身につけさせないと、

親御さん、ご家庭の方と

『同じ苦労』を『倍の時間』かけて、

することになります。



特に、就職氷河期を経験された

親御さん世代は、当たり前の

『土台』があっても、苦労、苦渋を

味わされたと思います。



私立校・中高一貫校の場合、

その当たり前の『土台』が無ければ、

それ以上の苦労、苦渋を、何よりも、

具体的な数字が出てくる分、

屈辱、絶望を、味わされる

ことになります。



それが、私立校・中高一貫校における、

勉強の結果、テストの点数、成績、

そして進級・進学の合否となります。



氷河期を経験された

親御さんの中には、

当たり前の『土台』など、

就職活動には、役に立たなかった、

評価されなかったと思われる方も

いるかもしれませんが、

今は、それが、それこそが、

再評価される社会に

なってきています。



少なくとも、私立校・中高一貫校の

学生時代は、それを、それこそを

評価してもらえます。



そのことをよく考えて、お子さんと

向き合ってみてはいかがでしょうか。



そして、これから

私立校・中高一貫校に受験する、

内部進学する方は、そのことを

よく考えて、『出来なかった』時の

代償が、高校・大学に進学出来ない

までになることをどう思うのか、

改めて考えてみることを

オススメします。