返却されたテストの
見方・見直しの仕方
~理科・社会編~


国語同様、テストの『見返し・見直し』が

ほとんどないのが、この理科・社会科目だと思います。



“答え合わせ”はしても、間違えた・出来なかったのは、

『覚えていなかった』『忘れてしまった』だけで、

次は覚えれば、忘れなければ、点数が、成績が取れると

思うことでしょう。



実際に点数・成績の推移を見てみると、

自信を持って、自覚を持って、

『そうだ』と言い切れるのが

理科・社会科目だと思います。



今回受けたテストは『たまたま』苦手、興味が無い

単元・箇所、あるいは、テスト前の勉強をしなかった、

時間が足りなかっただけで、できない・わからない

わけではないという結論に至っていませんか。



極論的に言ってしまえば、範囲が狭く、

問題にされる重要単語も少ない、

学校の定期テストであれば、

その通りだと言い切ってもいいでしょう。



要するに、“今回”は覚えられなかった、

忘れてしまった、そしてその理由として、

『(勉強する)時間が無かった・足りなかった』のでしょう。



ですから、今回のテストの結果ももちろんのこと、

過去のテストの結果も、『たまたま』であり、

『時間さえあれば出来ていた・覚えられていた』のでしょう。



しかし、それをいつまでも続けている限り、

テストの点数、成績は一向に上がることなく、

そして、下がり始めてから、今までの結果、成績に

苦しめられることになります。



こう書くと、誤解を生むかもしれませんが、

中学時代までは、それでも、その程度の認識でも、

進級・進学に影響しない、つまり、提出物や授業中の

態度などの平常点で、カバーしきれることもあります。



しかし、“義務教育”でなくなる

単位制絶対評価の高校時代には、

そうはいきません。



進級・進学要綱によっては、この理科・社会科目の

一科目を落としただけでも、進級できなかったり、

進学する際に足を引っ張り、希望の進路を

選べなかったりします。



そこまでのことを考えた上で、

テストの結果を受け止めてみて下さい。



今回は、たまたま、時間が無かった・足りなかった、

次回は、時間を作って、頑張れば、などという

『言い訳』『慰め』をする前に、

自分の記憶や暗記能力をしっかりと知り、

その『たまたま』をどうするか、

時間が無い・足りないをどうするか、

対応・対策を本気で考えなければ、

いずれその後回しにしていたこと・結果が

とんでもないこと(進級・進学に足を引っ張ること)に

なりかねません。



そういった意識を持つためにも、

テスト結果の『見返し・見直し』をして、

自分の能力の確認と、テスト前の時間管理、

計画を見直せるようにしておくことを

オススメします。



さて、その上で、自分の記憶に関して、

以下の四つの点からのアプローチをしてみて下さい。



1、なぜ覚えられたのか、覚えていたのか

2、なぜ忘れていなかったのか

3、なぜ覚えられなかったのか、覚えていなかったのか

4、なぜ忘れてしまったのか



基本的に、勉強に関する記憶のメカニズムは、

この4つに集約されると思います。



覚えたのか、忘れなかったのか、

覚えられなかったのか、忘れたのか。



暗記となると、覚えられない、

忘れてしまうと嘆く方が多いですが、

その原因がわからない、どうしようもない

というのなら、覚えられたこと、忘れなかったことを、

どうして『覚えている』のか、

どうして『忘れない』のかを、

徹底的に考えてみて下さい。



具体的な勉強の続きは・・・


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