夢や目標に伴う言動・態度・姿勢


学生にとって3月は、

様々な結果が出てくると思います。



“たかだか”“ごとき”と思っていた

学校の勉強、定期テスト、成績、

今回の学年末テストもそうですが、

それ以上に、それら以外のことのほうが、

この一年、大きく結果として

出てきていると思います。



来月4月を迎えるにあたって、

もう一度、去年4月の時の自分を

思い出して下さい。



勉強のことはそれほどだったかもしれませんが、

今学年に進級・進学して、様々な希望や期待、

夢や目標があったと思います。



あわよくばと狙っていたことも、

絶対こうなる、こうしてやると

意気込んでいたことも、

あったと思います。



それが、それらが、いかがだったでしょうか。



叶った、叶わなかった、忘れていた、

覚えていたということよりも、

こういったものこその、

こういったものに対する、

言動・態度・姿勢がどうだったか、

それが大事になってきます。



テストで良い点を取りたい。

せめて怒られない点数を取りたい。

進級・進学に問題ないようにしたい。

などなど。



勉強に関する夢や目標に関しては、

まぁまぁ具体的に考えられて、

そのためにどうするか、努力するかという

イメージがつきやすいと思います。



勉強以外で次に簡単なのは

部活動や習い事でしょう。



これはレギュラーになる、

大会で優勝するなどの夢や目標があり、

その達成のための、練習方法などが

具体的にイメージできる、あるいは

顧問の先生が用意してくれていて、

それらをただ信じてやっていればいい。



ところが、どうでしょう。



勉強や部活動・習い事以外のことでの、

夢や目標はいかがですか。



具体的に、明確な夢や目標があって、

そのためにどうするか、努力するかの

イメージができていますか?



「学校の勉強、教わる知識なんて

 将来の役に立たない」とよく耳にしますが、

夢や目標を具体的にする

(点数・数字で考えることができる)こと、

そしてそれらのために、どうするか、

どう努力するのか考えること、

イメージすること、実践してみること、

こういった言動・態度・姿勢は、

将来に十二分に役立つ“勉強”となります。



ですので、“たかだか”“ごとき”と思っている

学校の勉強、定期テスト、成績を

(皆さんが)将来の役に立たないと

思っていることでも「やれる」

「できる」ことを、大人達は

「評価」しています。



勉強や部活動・習い事以外のことでの、

夢や目標を達成している方に、

それを辞めてまで勉強しましょう

という大人達は少ないです。



わかりやすい例で言えば、

スポーツや芸術の世界です。



その道で活躍している方を引き止めて、

そんなことをしていても、

社会に出て将来役に立たないから

止めなさい、なんて言う大人達は少ないです。



なぜなら、夢や目標を具体的にすること、

そしてそれらのために、どうするか、

どう努力するのか考えること、

イメージすること、実践してみること、

こういった言動・態度・姿勢が、

実際に「やれて」「できて」いて、

“達成”し、その道で認められていると

考えられるからです。



昨年の4月、勉強以外のことで

次に簡単だと思われる「部活動・習い事」で、

本気か趣味かと迫ったのはこのためでした。



この一年、夢や目標を具体的にすること、

そしてそれらのために、どうするか、

どう努力するのか考えること、

イメージすること、実践してみること、

こういった言動・態度・姿勢が、

実際に「やれて」「できて」いて、

“達成”し、その道で認められるほどの

「本気」を示すことができた方は、

その「結果」が十分に与えられていると思います。



プロの世界にスカウトされたり、

賞を受賞して、その道への第一歩を

歩み始めていたり、していると思いますが、

いかがでしょうか。



そして、その逆、学校の勉強に

影響の無い程度の趣味として

徹底した方もまた、テストの点数、

成績、進級・進学に問題ないといった

「結果」を得られていると思います。



さて、そのどちらでもなく、

どちらにもなれなかった方は

いかがでしょうか。



勉強から逃げるための口実としての

部活動や習い事で、レギュラーが取れ、

優勝とまでいかなくとも、上位入賞と

なりましたでしょうか。



また、そういうやり方でも

うまく勉強をやり過ごせて、

ギリギリながらも、テストの点数、

成績をうまくとって、進級・進学に

こじつけられたでしょうか。



昨今は、勉強も、部活動・習い事の世界も、

それぞれの世界で“特化”してきている方が、

上位を占めるようになってきていると思います。



「才能」だけではなく、それらの道の、

それらに対する、夢や目標を具体的にすること、

そしてそれらのために、どうするか、

どう努力するのか考えること、

イメージすること、実践してみること、

こういった言動・態度・姿勢が、

実際に「やれて」「できて」いて、

“達成”している方が、その当然の結果を

出してきていると思います。



もちろん、勉強、部活動・習い事以外での、

自分の夢や目標に向かって、達成できた方も、

その途中段階の方も、それぞれの結果を

出してきていると思います。



その上で、もう一度、改めてお聞きします。



今年度、今学年、1年間、進級・進学した時に、

4月に抱いた、様々な希望や期待、夢や目標、

それは、それらは、いかがだったでしょうか。



夢や目標を具体的にすること、

そしてそれらのために、どうするか、

どう努力するのか考えること、

イメージすること、実践してみること、

そういった言動・態度・姿勢を

取れていた一年でしたか。



その結果、今、どうなっていますか、どうですか。



この3月、よく考えて、

来月の4月を迎えてみて下さい。



2年生は、今年、残り9ヶ月足らず、

約42週、300日ほどで、

4~5回の定期テスト、2回の成績で、

1年生は、今年、来年、残り21ヶ月足らず、

約95週、665日ほどで、8回~10回の

定期テスト、5回の成績で、進学・進路が

決まります。



部活動の大会などはさらにそれよりも短い期間で、

短い回数で、趣味や習い事の大会などは、

さらにそれよりも少ない回数で、

「結果」を出さなくてはならない

ことになります。



今の生活をよく考えて、本気か趣味か、

勉強から逃げる口実にしていないかどうか、

検討しておくことをオススメします。



具体的な、有限の数字を見せられると

少しは現実を見れると思います。



その上で、「無限の可能性と未来」を

発揮できるように、「時間」の使い方を

よく考えて、数少ない「機会」をものに

するようにしてみて下さい。