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昨今の子供たちを見ていると、
何でも用意されていないと、
そして、与えられないと、
出来ない、やらない、やれないと
なってきているように思えます。
かつての偉人が残した名言、
「子供を不幸にする一番確実な方法は
子供が欲しがるものを何でも与えて
やることだ。」を、今現在、
社会全体で、地域単位、学校単位、
各家庭単位でも、体現してきている
ように思えること・もの・時が
増えてきています。
『考える力』や『グローバル教育』、
『アクティブラーニング』などですら、
用意され、与えられないと、出来ない、
やらないとなっているとしたら、
かなり恐ろしい結果を招くのではと、
懸念しております。
以前にも書いたかもしれませんが、
世の中の素晴らしい教育論、教育法は、
『一人でも』成功例が、それも突出した
成功例があるほど、認められる、
信用される傾向があります。
失礼ながら、今、推奨されている
教育論、教育法の多くは、この
『一人の成功例』を作るために、
何十人何百人が失敗しようが、
関係ないとなっているように
思えます。
その結果、特殊な学び方、勉強法、
教育思想、考えを持った方が、
体系だった、型にハマった、
学校教育、学校の勉強に、
苦しんでいるように思えます。
最近、それをよく感じられるのが、
『詰め込み』を嫌うことと、
『早く解く』ことを
拒否されることです。
個人的には、これらは、
前時代的な勉強の仕方だとは
思っております。
スマホやアプリなどを使って、
より効率的に、短時間で、スマートに、
勉強できる環境、状況・状態に
なっている現代においては、
一見すると、無駄・無意味、
強制、虐待のように思えますが、
今風のやり方で、
『出来ない』『出来ていない』
『やらない』『やれていない』
のであれば、多少強制的にでも、
『詰め込み』『早く解く』を、
行わないと、体系だった
学校の勉強についていけなくなる
可能性が高まります。
可能性というよりも、今現在、
多くの方が、勉強についていけなくて、
困っている、悩んでいると思われます。
言い方が悪いですが、自分は、お子さんは、
特殊な教育論、教育法の『失敗例』で、
そのまま続けていくと、学校教育、
学校の勉強についていけなくなるどころか、
基礎学力、知識を著しく欠けて、
学生時代を、青春時代を過ごしてしまう
危険性があると危機感を持たないと、
時代に、教育に、潰されてしまうことに
なると思います。
もちろん、学問、勉強の良いところとして、
『やる気になって』『思い立ったら』
いつでも、どんな状態でも、勉強を
始めることが出来るところがありますが、
その土台を『一から』作り直すためには、
小学校からの勉強をやり直さなければ
ならないことになります。
それも、かなりの時間をかけて、
そして、結局、行き着くのが、
『詰め込み』『早く解く』に
なっていくと思われます。
受験生は、今まさに、そのことを
実感されていると思いますが、
いかがでしょう。
時代は変わってきたとはいえ、
今だ、学校に限らず、社会においても、
審査・評価されるのは、
数字・数値化されるのは、
『制限時間内』の『問題集』となる
ペーパーテストによるものが多いです。
昨今の教育論、教育法は、『その先』の、
『真の』学力、知力、勉強を身につけるために、
必要なことだとは思います。
ですが、この教育論、教育法が、
先行し過ぎて、その前の審査・評価となる、
学校の勉強、『制限時間内』の『問題集』
となる『ペーパーテスト』に、対応出来て
いないように思われます。
特殊な教育論、教育法を
批判するつもりはありませんが、
それらを審査・評価する基準や条件が、
定まっておらず、今だ旧時代、
前時代的な、審査・評価が
行われている環境・状況においては、
『不利』になる、そして、言い方が悪いですが、
『失敗例』となる可能性をよく考えておかないと、
先ほど書いたように、時代に、教育に、
潰されてしまう結果となると思います。
いつ、どのタイミングで、そのことに気付き、
軌道修正するべきか、できるのかは、
個人差があるとは思いますが、
学年が上がるほど、年月が経つほど、
困難になっていくことは、予言しておきます。
受験を経験された方なら、どんな教育論、
教育法、勉強法で、勉強しようと、
最終的には、『詰め込み』『早く解く』ことが
必要だと、体験されているかと思いますが、
受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校生の場合、
その体験が無い、あるいは、
薄らいでしまうので、
気を付けておかないと、
軌道修正できないまでに、
進路を、人生を狂わされることになります。
その結果を、末路を、先月、来月には
目の当たりにした、されると思いますが、
１・２年生は、自分がそうなりたいのか
どうか、よく考えて、軌道修正をして
おくことをオススメします。
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