正確な計算力をつける


最近、目に見えて生徒達の計算力が

低下しています。



四則計算ができないというわけではなく、

“正確に早い演算”ができない方が

増えています。



計算ミスを勘違いしている方はよく、

改めて計算ミスを見てみたり、

指摘されると、「わかっています」

と答えます。



これは間違いです。



そもそも計算ミスは「見間違い」と

「書き間違い」以外ありえません。



テストで非常に単純な四則計算、

例えば掛け算で6×7は42と

正確に答えが出せない・出せなかった方は、

恥ずかしがらず小学生のドリルを

もう一度やるべきです。



中学以降、数学で求められる課題は

考えることです。



勘違いしてほしくないのですが、

計算問題は"考える”問題ではありません



計算問題などに関しては、小学校よりも

“早く”演算できることを求められています。



短い時間内で正確な答えが出せない、

改めてよく考えて計算してみると

できるというのは、小学校時代の

四則計算を“わかっていない”ことと

等しいです。



計算ミスで、例えば

分数・小数の四則計算、

単純な掛け算・割り算でも、

とんでもない答えを

書いてしまう方は、考えないでも、

自然と正しい答えを

正確に出す訓練が必要です。



仮にこれは中学3年生・高校1年生の方でも、

テストで、この癖(単純な計算で間違った

答えを書いてしまう)がある方は

小学生のドリルをやりましょう。



そして、それを1週間に3冊、1か月に10冊以上、

やってみて下さい。



ばかばかしい、そんなのに費やす勉強時間が

もったいないという方ほどやってもらいたいです。



中学以降の数学は"計算が正確にできて当たり前”、

その上で、"早く演算できる”ことを要求されています。



正確な計算ができない内は、何度でも

小学時代のドリルをやるべきだと

私は思います。



そのうえで、早く解ける、暗算できる能力を

身につけていけば、必ず数学の点数は

向上します。



ぜひ、一度、自分のテストを見返して、

計算問題・途中式で"間違った答え”を

書いていたのなら、潔く四則計算が

"わかっていない”と認めて、

もう一度基礎を鍛える訓練を

しましょう。