テスト範囲の総ざらい


期末テストともなると、中間テストの範囲も

含めた広いテスト範囲になることがあります。



にもかかわらず、相変わらず

テスト1週間前にならないと、

部活動は休みにならず、それどころか、

大会や試合があって、1週間前でも

休みにならないなんてことが、

昨今は増えてきました。



明確な規定があるわけではないので、

学校・先生の判断、自己責任の範疇

ということになっているのでしょうが、

そうやって時間がなくなってくると、

極端なヤマ張りをして、狭い範囲での

勉強となることがあります。



学校の先生が重要といったところしか

やらない、簡単な単元、自分でわかる

範囲しか手をつけない。



期末テストの場合、広いテスト範囲となると、

幅広く浅く出されることがあります。



そうなると、一部しかやっていない方は、

時間対点数効果が低くなることがあります。



もちろん、私立校・中高一貫校ともなると、

幅広くそれでいて『深く』出されることも

ありますので、もう時間がない、

それならということで、ある程度

ヤマを張って、その箇所・単元・問題は

完璧にしておくことは正しいです。



ですが、ほんのちょっとの『確認』をするだけで、

その『ちょっと』を覚えているだけで、

数点を取ることができるかもしれませんので、

わかるかどうか、覚えるかどうかは、別として、

テスト範囲の総ざらいを2・3回ほど

やっておくことをオススメします。



これはわからない、できない、

覚えられないというのなら、

それはそれで構いません。



『今回』は時間がなかったのでしょうから、

わからない、できない、覚えられないのでしょう。



しかし、それでも『やっていた』ことによって、

数点が取れるかもしれないのであれば、

やっておくべきことだと思います。



どんなに広いテスト範囲とはいえ、

100ページを超すような範囲の広さは

ないでしょう。



少なければ20~30ページほどでしょうから、

それをさらっと読む・目を通す程度で

構いませんので、“2・3回”通しで

総ざらいしてみて下さい。



その上で、先生が重要だと言っていたところ、

宿題に出したところ、自分がヤマを

張ったところとやってみて下さい。



赤点ギリギリを免れるには、

その赤点となっている

点数をちょっと越えるつもりでいると、

赤点となることが多いです。



総ざらいした時になんとなく目についた、

覚えたことが、意外に数点の底上げを

してくれて、ギリギリ赤点を

免れることが多いです。



昔であれば、体験から、生徒自身が

学んだことではありますが、

今はあっけらかんと、勝負というより、

綺麗な優雅な試合に臨まれるように、

テストを受ける方が多いです。



ドロドロした数点の取り合いは

格好悪いのかもしれませんが、

“たかだか”学校の定期テスト“ごとき”ですら、

その程度では、受験はもちろんのこと、

部活動や趣味、プライベートなことまでも、

あっさり負けてしまうことになることでしょう。



そちらのほうが今時の風潮なのかもしれませんが、

記録が残る、学校のテスト・成績において、

あまりあっさりしすぎていると、

あっさり進級・進学できないことが

決定してしまうこともありますので、

気をつけて下さい。



うるさく書いてきておりますが、

私立校・中高一貫校には、

明確な進級・進学要綱があり、

それを決める成績には、

明確な基準点・合格点があります。



そうして積み重なっていく一つ一つの

『数字』を無視し続けると、

人生の選択権を失うことも

ありますので気をつけて下さい。