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勉強のできる方の多くが、
時間の使い方がうまいです。
同じ時間内に、同じことを
やっているにも関わらず、
勉強量、勉強の質ともに
大きな差を出してしまいます。
これを個人的な能力、
所謂多くの方が言う、
「あいつは頭が良いから」
「自分は頭が悪いから」
という一言で片付けてしまうのでは、
成長がのぞめません。
与えられた時間をうまく使うことが
できるかどうかということは、
社会に出て大いに役立つ知恵となります。
若い人の中の考え方で、
居残り・残業が嫌だ、
自分の時間をもっと好きに、
有効に使いたいと考える方がいます。
その考え方自体は、合理的で、
理想的な考え方だとは思います。
しかしながら、その考えだけが先行して、
やっていることが伴っていない、
つまり、やることやらずして、
その時間でできることだけやって、
やることや仕事が残っていようが
お構いなしに、無責任に「時間」だけを
強調する方が多くなってきています。
確かに、時間内に合理的に、
終えることが理想ではあります。
しかしそのためには、
どう工夫をするか考え、
そして実行し、成功する
ことが重要です。
その「どう工夫をするか考えること」を
放棄して、行動せずに、成功せずに、
そうならない言い訳として
「時間だから」というのは、
少し違うと思います。
これは勉強も同じです。
学校の授業や、塾などは
わかりやすいと思うのですが、
学校・塾の授業は、家で勉強するのと
異なり、半ば強制的に、皆さんの
自由な時間を奪い、その時間を
「勉強すること」に費やしています。
こんな強制は嫌なことでしょう。
もっと自由にしていたいことでしょう。
しかしながら、学校に、塾に
行くことが決まっている、行かざるおえない、
状況なのであれば、その時間内だけは集中して、
その時間内に（勉強を）終わらせてしまえば、
残りの時間を自由に使えます。
長年見てきた学生の中で、
この時間の使い方のうまい方は
たくさんいます。
まずそういう方のほとんどが、
家で勉強しません。
なぜなら、彼らにとって
家はリラックスするための場所であり、
勉強できる環境ではないことを
知っているからです。
じゃあ、彼らはどこで勉強したのか？
答えは簡単です。
学校の授業中、休み時間、放課後、
塾で勉強しました。
それも効率良く、宿題と勉強を兼ねて、
テスト勉強すら、ノートまとめすら、
全て終わらせて、家では勉強しないと
徹底していました。
これが理想的な時間の使い方だと
私は思います。
「強制された時間」に反抗するのではなく、
それをうまく使って、より有意義な時間を
作り出す。
これができるようになれば、
大人になっても、使える知恵となります。
ぜひ、自分の時間の使い方を
見つめ直してみて下さい。
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