二学期中間テスト以降は将来を見据えた行動をする


進級・進学できなかった方は

強制的に見据えるしかない

かもしれませんが、

そうなったクラスメート、

友人・知人を横目に、

『自分』にはまだまだ

先のことだからと考えていると、

いつの間にか、“考えさせられる”

ことになります。



もちろん、これは

『進級・進学』出来た人“も”です。



てっきり、進級・進学がギリギリで、

来年、再来年にと追い込まれることに

なりますよという忠告かと思われたかと

思いますが、私立校・中高一貫校生は、

受験無く、難なく進級・進学が出来る

と思っている、そして、実際に

そうなっていく方が多いために、

なかなか将来や未来といった

先のことを考えられないように

思えます。



実際に、このまま敷かれた

レールから外れなければ、

通っている学校の高校、

大学へと難なく進むことが

できます。



しかし、それはある意味、

狭い『選択肢』の中から、

“選ばされた”ものとなります。



そんな中でも、特に、高校二年次、

三年次になって気づくことですが、

大学へと内部進学出来そうではあるが、

行きたい、学びたいと思える学部学科が無い、

あるいは、あるにはあるが、今の成績では

条件が足りないということは多々あります。



まぁ、一番わかりやすいところで言えば、

医学部などは、内部進学でも、かなりの

上位の成績でも、ある一定の平均を

超えていないと、進学することが

出来ないなどあることでしょう。



もちろん、上位の成績であれば、

それ以外の学部学科なら、

より取り見取りで、

楽に進学できることでしょうが、

それ以外の学部学科で、

本当に自分が行きたい、

学びたいと思えるところが

あるかは、わかりません。



進学がギリギリの方からすれば、

贅沢な悩みだと思われることでしょうが、

進学がギリギリの方も、

『大学に行ければ、入れれば』

“どこでも”いいや程度に考えて、

大学へと進学してしまうと、

その後の苦労は、中高時代以上の

ものとなります。



2020年度の教育改革で、

中高生は、大学『受験』、高校『受験』

とが大きく変わる(だろう)と

思っていることでしょうが、実際は、

その先、つまり、受験後、入学してからの

ことのほうが大きく変わることになります。



その、授業や勉強に

『耐えられる、対応できる』かを

判定するために、必然的に

『受験』の内容も変わる

ということになります。



今後は、おそらく、

『受験』も大変になるでしょうが、

その後の、『授業、勉強』は

もっと大変になると思っていないと、

あっという間に、追い込まれてしまい、

『進学した意味』が無くなってしまう

ことが予想されます。



そういった意識、覚悟無く、高校・大学へと

進学出来ればいいや程度に考えている方から、

順番に、いえ、おそらくそういった意識、

覚悟の方は、皆ばっさりと切り捨てられて

いくことになるでしょう。



特に内部進学生の中には、

大学に入ったら“遊べる”

“遊びまくれる”と

勘違いしている方が

多いでしょう。



事実として、大学付属の学校がある

大学では、内部生の留年率、自主退学率は、

群を抜いていると思います。



というよりも、留年・退学となった

学生の多くは、圧倒的に『内部生』と

いうことになっていることでしょう。



受験生の中に、そうなる方はいない

というつもりはありませんが、

受験勉強という地獄や圧力を

“経験”してきている分、

『ヤバい』となった時からの

リカバリーの底力を持っているため、

持ち直せる方が多いと思います。



ところが、内部生には、その『受験勉強』の

経験がないどころか、普段の学校の

『定期テスト』『小テスト』

『宿題や課題』“すら”サボるという

経験、習慣を持っているために、

高校・大学と厳しくなっていけばいくほど、

理想通り、思い通りに行くことは

まず無いでしょう。



私立校・中高一貫校生のことを、

『温室育ち』と書くのは、こういった面も

持ち合わせているからではありますが、

今後、これを厳しく取り締まるように

なっていった場合、仮に大学進学が

出来たとしても、『地獄』『不幸』が

続くことになります。



早い学校であれば、昨年度、今年度から、

『大学』でも、改革が行われていて、

すでに犠牲になっている『内部生』も

少なくないと思います。



数年前から、このブログで

うるさい説教を見ている

親御さん、ご家庭の方の中には、

はいはい、それでも、自分は、

子供は大学に進学できました、

結局は、杞憂だった、

うるさい説教だったと

思われた方は少なくないでしょうが、

その『結果』、今になって

青ざめることになっていませんか。



そして、これも嫌な予言、予想を

しておきますが、昨年度、今年度と

大学に入り、すでに、大学の洗礼を

受けた方は、『数年』の留年は

覚悟しておいて下さい。



当然、それが、就職活動に

どう影響するかも考えておくことを

オススメします。



もう、親御さん、ご家庭の方も、

大学生、成人となったお子さんに、

『何も言わない』でしょうが、

実質もう、『何を言っても無駄』でしょう。



もう、軌道修正することは出来ませんので、

失礼ながら、それが、親御さん、ご家庭の方の

教育の賜物、最終結果となります。



“大学進学”までは、うるさい説教を

かいくぐり、面倒なこと、

嫌なことなどにふたをして、

見なかったことにして、

何とかできることもあります。



しかし、大学進学後に関しては、

中高時代以上の自由と制約、

自己責任が付きまとうことに

なります。



内部生で留年という経歴が、

今後の就職活動に

どう影響するかわかりませんが、

ここでも、“普通”に4年で

卒業出来る方とは、

『差』が付けられることは

間違いないでしょう。



学生時代、最後の最後での、

悲劇、不幸になるかもしれませんが、

それが『積み重ねて』きた

“業”だと思って、受け入れる

ようにして下さい。



中高生は、そんな先輩の末路を

よく見て、聞いておき、

自分が進学した後をどう過ごすのか、

そのために身につけるべき、

最低限のことは、当たり前のことは

何なのか、よく考えておくことを

オススメします。