暗記科目は覚えることをまとめておき、週末・テスト前に一気に覚える


人の記憶のメカニズムを具体的な数値として

表すことはできません。



中には、特殊な方で、完全記憶能力を

持っていて、一度記憶した・覚えた、

見たことを忘れないという方もいますが、

多くの方はそういった能力を

持っていません。



何が言いたいかというと、

数字で表すことができない以上、

●●ページまでを何日で~や、

一日●個を覚えて何日で●個覚えて~など、

自分が完全記憶能力を持っていることを

前提にした計画を立てないようにしましょう。



人は基本的に、“忘れる”動物だと

思ってください、そして

“思い出すこともできる”

動物だと思ってください。



つまり、自分は何個の内、

何個は忘れてしまうと、

意識していれば、当然

そのパーセンテージを

少なくする努力がテストで

求められることとなります。



冒頭に、記憶のメカニズムを

具体的な数値として

表すことはできないと書きましたが、

以下に挙げるのはあくまで

イメージとして考えて下さい



何か、100個のことを

記憶しなければならない状況で、

10日かけて1日10個づつ

覚えていくとします。



しかし1日10個の内、

2個忘れるとした場合、

10日に覚えてられるのは

80個となってしまいます。



次に、これを初日100個覚えようとして、

実際にやってみて、翌日20個のことを

忘れていたとします。



つまり、最初からこの20個が

なかなか覚えられない、

記憶しづらいものだとします。



じゃあ、残り9日かけて、その20個を

覚えるようにしていったらどうでしょうか?



もしかしたら、2日目にはその20個の内、

4個だけが覚えられないという状況に

なっているかもしれません。


3日目には残り4個を覚えれば~と

なるかもしれません。



この数字や数値はでたらめです。



冒頭に書いたように、人の脳の、

記憶のメカニズムはそんな数値に

できるものではないと思います。



ですが、覚えられる・覚える量を、

自分で勝手に1日●個として、

●個忘れていくということをするよりは、

とりあえず全部一気に覚えてみて、

“覚えられないもの”を、次の時、次の日に

覚えていくという方法も、

記憶法としてはあると思います。



テスト前で時間がない時は

これが有効だと思います。



一気に覚えてみる、そして覚えられない、

忘れてしまったものを重点的に覚える、

忘れないようにしてみる。



塾でも、自分は一日●個覚えられる、

記憶できるから、暗記科目は

一日●個づつやって、●日には、

全部“覚えられる”と

打算される方がおりますが、

本当にそうなりましたか?

そうなりますか?



自分の覚えられる●個以上を

詰め込んでみて、溢れてしまった、

覚えられなかった・忘れてしまった、

そういったものを、次は重点的にという

方法もあると思います。



頑なまでに、一日●個を実施される方は、

一度一気に覚える、覚えようとする、

このやり方を試してみて下さい。



これがうまくいけば、暗記科目は

かなりの時間短縮を図れると思います。