事前に副教科科目をやっておく


普通の受験進学塾や個人塾では

まずこういった提案をすることは

ありませんが、各学年・各教科の

成績で、進級・進学が決まる、

進級・進学要綱が複雑な

私立校・中高一貫校生を

専門にやってきた塾だからこその

提案となります。



なるべく事前に副教科科目の

テスト対策をやっておきましょう。



これは、進級・進学要綱によっては、

全体の成績の底上げにより、

成績上位になれたり、一部補填や

補充という形で、進級・進学や

他校推薦などの要綱に、

有利になったりすることが

ありますので、私立校・中高一貫校生は、

少し気にしてみて下さい。



親御さんもこういった意識は

ほとんどなく、そんなの別に1や2を

取ったところで関係ないだろうと

思われがちです。



きちんと、進級・進学要綱を確認して、

さらには先生にも詳しく聞いてみて、

本当に、『意味のない』教科、成績なのか、

よく考えてみて下さい。



意外にも主要教科でも数学や英語、

国語といった科目に関しては、

別途要綱が異なったりしますが、

理科や社会などに関しては、

ある意味副教科科目と同等の扱いを

している場合があります。



ですから、

仮に理科や社会科目において、

2や3を取ってしまって、

成績上位が目指せないと

思っていても、音楽や美術、

情報や保健などで、4や5を

取ることで、その補填や挽回を

行えたりします。



しかしながら、そうだとわかったから

といって、テスト前になって、

主要科目を差し置いてまで、

副教科科目を必死に勉強するのでは、

本末転倒となりかねませんので、

テスト2週間前くらいのこの時期に、

ざっとでもやっておき、今週に

完璧にしておいて、テスト前に

ちょっとの確認で、高得点を

納めておくといいでしょう。



副教科科目は中間テストがなく、

期末テスト一回で成績が

つくことが多いので、効率よく

好成績をとることが可能です。



私立校・中高一貫校ならではの、

進級・進学要綱の裏技的なものなので、

こんな提案をする塾はかなり少ない

ことでしょう。



しかし、通っている

私立校・中高一貫校で、

追い込まれてきて、

石にかじりついてでも、

進級・進学するんだと

思うのであれば、

こういった裏技と

なるようなことも

知っておいたほうが

いいと思います。



特に、テスト2週間前でも、

テスト範囲やテストの時間割が

決まっていないため、主要科目の

勉強が全然できない、

やる気になれないという方は、

副教科科目の勉強を

するのもいいと思います。



ただし、主要科目の『テスト勉強』の

ための準備やツール作りと並行して、

行うようにして下さい。



基本的には、そちらがメインであり、

副教科科目はあくまでも裏技、奥の手、

保険のようなものなので、

それをしたから偉いわけでも、

許されるわけでも、

ましてや進級・進学が

約束されるわけでもありません。



そこを勘違い・思い違いをするくらいなら、

やらないで下さい。



成績上位者は、そこまでやらないでも、

主要科目はおろか、いえ、副教科科目なら

なおさらといったところでしょうか、

『普通に』“普段から”やっている

(授業を聞いている)ので、

『普通に』高得点を取れる、

取るものですが、主要科目ですら、

『普通に』できない・やれない方は、

この副教科科目をないがしろにしがちです。



今学年から生まれ変わる、

頑張ると思っていた方は、

主要科目に関しては、中間テストで

出鼻をくじかれたと思いますが、

この副教科科目は、今度の期末テストが

初のテストとなると思います。



ぜひ、今学年から生まれ変わる、

頑張るといっていたことを、

達成してみて下さい。



しかし、念を押して、改めて

但し書きさせて頂きますが、

テスト前に主要科目を差し置いてまで、

この副教科科目を頑張るということが

決してないように、今から、今なら、

やっておけるということを肝に銘じて、

試すようにして下さい。



余計なアドバイスをされて、

予定が狂った、主要科目の勉強に

支障が出たということのないように

して下さい。